化学兵器
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化学兵器(かがくへいき、英語: chemical weapon)とは、毒ガスなどの毒性化学物質により、人や動植物に対して被害を与えるため使われる兵器のこと[1]。化学兵器禁止条約では、毒性化学物質の前駆物質や、それを放出する弾薬・装置も含むものとしている[1]。
- ^ a b c “生物兵器・化学兵器とは”. 外務省ホームページ. 2023年3月9日閲覧。
- ^ 「赤剤及び緑剤については、生命活動に対する化学作用により、人または動物に対し一時的に機能を著しく害する状態を引き起こし得ることから、条約上の毒性化学物質、すなわち化学兵器に該当するということで、私ども、これを判定いたしております。」(第168回国会 外務委員会 第3号 西政府参考人答弁)
- ^ a b c d e 遺棄化学兵器の安全な廃棄技術に向けて 日本学術会議 平成13年7月23日
- ^ 加藤健二郎『いまこそ知りたい自衛隊のしくみ』 日本実業出版社、2004年 ISBN 4534036957
- ^ a b “生物・化学兵器への公衆衛生対策 WHOガイダンス”. 世界保健機関 (2004年). 2020年10月10日閲覧。
- ^ 小林、69頁。
- ^ a b 小林、74頁。
- ^ a b c d e f Eric Croddy, "China's Role in the Chemical and Biological Disarmament Regimes", The Nonproliferation Review, Spring 2002, p. 17.
- ^ a b ニコラス 2011, pp. 50–51.
- ^ 春山明哲「霧社事件と毒ガス作戦 (台湾)」、『世界戦争犯罪事典』、文藝春秋、2002年8月10日、ISBN 4-16-358560-5、64頁。
- ^ “戦時歩兵教育の参考 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2019年6月30日閲覧。
- ^ a b “毒ガス部隊、公式記録 日中戦争中の使用報告、初の確認”. 毎日新聞. 2019年7月8日閲覧。
- ^ “旧陸軍毒ガス詳報、確認 中国北部で使用部隊が記録”. 東京新聞 TOKYO Web. 2019年7月8日閲覧。
- ^ a b c d e Eric Croddy, "China's Role in the Chemical and Biological Disarmament Regimes", The Nonproliferation Review, Spring 2002, p. 18.
- ^ “イラン・イラク戦争開戦から40年、生存者が語る毒ガス攻撃の恐怖”. AFP (2020年9月23日). 2020年9月27日閲覧。
- ^ 原文:Declaration on the Use of Projectiles the Object of Which is the Diffusion of Asphyxiating or Deleterious Gases; July 29, 1899
- ^ ロシアが化学兵器全廃 未履行の米を批判 日本経済新聞 2017年9月28日(共同通信による配信記事)
- ^ 海軍技術研究所の碑 平塚市[リンク切れ]
- ^ 国内における旧日本軍の老朽化化学兵器廃棄問題の現状 - 外務省、2004年4月作成。
- ^ 神栖市HP[リンク切れ]
生物・化学兵器
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「朝鮮民主主義人民共和国の大量破壊兵器」の記事における「生物・化学兵器」の解説
朝鮮民主主義人民共和国は、1987年に生物兵器禁止条約・1989年1月4日にジュネーヴ議定書に同意したが、化学兵器禁止条約には署名しておらず、1960年から増強が続けられてきた化学兵器保有量は、2014年までには米ロに次ぐ世界第3位となったと見られている。保有量はVXガスやサリンを含む16種類の神経ガスなど2500トンから5000トンであり、清津市や新義州市に化学兵器製造工場があるとされる。 ベルギーのシンクタンクである国際危機グループは、北朝鮮はマスタード・ガスやホスゲン、血液ガス、サリン、タブンなどを保有すると指摘している。1950年代にタブンとマスタードガスを生産するのに必要な技術を得たとも報道されている。2001年には中国人民解放軍瀋陽軍区の極秘調査報告から、コレラ、炭疽菌、発疹チフスなど約15種類の細菌類を年間約1トン以上も生産・保管できる能力があることが確認されている。韓国の政府系シンクタンクである韓国国防研究院が2016年に発刊した資料によると、北朝鮮が保有している生物兵器用の病原体は13種で、そのうち兵器化が進んでいると推定されるのは炭疽菌、天然痘、ペスト、コレラ、ボツリヌス菌の5種である。
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