環状銀河とは? わかりやすく解説

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かんじょう‐ぎんが〔クワンジヤウ‐〕【環状銀河】

読み方:かんじょうぎんが

ガス恒星からなる環をもつ銀河環の中心部が明るく、環の部分では活発に星形成が行われている。


環状銀河

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/16 06:27 UTC 版)

環状銀河(Ring galaxy)[1]は、環状に見える銀河である。1950年にアート・ホーグが発見したHoag's Objectは環状銀河の代表的な例である[2]。環には、質量が大きく比較的若い青色の恒星が多く、非常に明るい。中心部には比較的明るい恒星は少ない。環状銀河は、小さな銀河が大きな銀河の中心付近を通過する時に生成されると考える天文学者もいる。ほとんどの銀河は、何も無い空間から成り立っているため、このような「衝突」では、滅多に実際の恒星同士の衝突が起こることはない。しかし、このような出来事による重力分裂は、星形成の波を大きな銀河の中で伝播させる。また、ある銀河の周りに外部からの降着が起こり、その後、降着物質の衝撃と圧縮のため、降着物質の中で星形成が始まってこのような銀河が形成されると考える天文学者もいる[3]


  1. ^ [1]岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
  2. ^ Hoag's Object: A Strange Ring Galaxy”. Astronomy Picture of the Day. NASA and Michigan Technological University (2002年9月9日). 2012年3月31日閲覧。
  3. ^ Struck-Marcell (1996年). “Collisional Ring Galaxies”. 2012年3月31日閲覧。


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