玉梨温泉
玉梨温泉(作品の舞台)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/08 15:31 UTC 版)
「会津の釣り宿」の記事における「玉梨温泉(作品の舞台)」の解説
玉梨温泉は只見川の支流の野尻川に面するが、古い文献からは度重なる大洪水により度々その姿を変え現在に至ったことがうかがえ、最近でも2015年9月の台風18号の被害により、一部の旅館の露天風呂が河川の河床が下がったことが原因で使えなくなるなどの水害の歴史がある。これは古くから野尻川に住む河童のせいと伝えられ、文政年間には遊行僧がこの地を訪問した際に村人の困窮を知り、河童退治のために、大石のいくつかに梵字で呪文を刻んで立ち去ったという伝説も残る。旅館恵比寿屋では、この話にちなみ「河童の湯」と命名している。また恵比寿屋にはかつて水木しげるが来館し、日暮れの畦道を家に帰ってゆく河童を描いた大きな水彩画を残している。 かつては玉梨温泉と八町温泉は別の温泉であったが、1969年(昭和44年)の洪水によって源泉が流されるなど壊滅的な被害を受けた八町温泉には現在は八町温泉共同浴場亀ノ湯(混浴)しか残っておらず、2つの温泉地で玉梨八町温泉を名乗っている。八町温泉は、湯の大半を玉梨温泉からの引湯に頼っている。泉質は含二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉で源泉の温度は43.6℃。低張性。神経痛、関節痛、関節のこわばり、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復などに効能があるとされる。飲泉も可能。。
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