刀装具の世界 |
獅子図目貫
ししずめぬき

| 武蔵国江戸 江戸時代後期 金無垢地容彫 表31.2 mm 裏30.0 mm 上製落込桐箱入 |
巻き毛の下から覗く大きな瞳、上唇の間から僅かに見える小さな前歯と舌は、獅子とはいえ実に愛嬌がある。鼻の下の三角鏨と阿吽の吉相は、間接的な後藤家の影響か。量感のある金無垢地を立体的に造り込み、豊かな毛の流れは、足の付け根や手足の先、口の端の巻毛に至るまで深く浅く巧みに彫り描かれている。直光は、夭折した三代直故に代わりその子直春の後見となって師家を守り立てた。優れた金工であると同時に誠実な人柄であったという。 |

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