猪牙船とは? わかりやすく解説

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ちょき‐ぶね【×牙舟】

読み方:ちょきぶね

江戸時代屋根のない舳先(へさき)のとがった細長い形の小舟江戸市中河川使われ、特に、浅草山谷(さんや)にあった新吉原へ通う遊客多く用いられた。山谷舟


猪牙船

読み方:チョキブネ(chokibune)

江戸市中河川など通船遊船使われ小船東海以西ではちょろと呼ばれる


猪牙舟

(猪牙船 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/11 07:02 UTC 版)

猪牙舟・猪牙船(ちょきぶね)は、の牙のように、舳先が細長く尖った屋根なしの小さい舟。江戸市中の河川で使われたが、浅草山谷にあった吉原遊廓に通う遊客がよく使ったため山谷舟とも呼ばれた[1]。長さが約30尺、幅4尺6寸と細長く、また船底をしぼってあるため左右に揺れやすい。そのためでこぐ際の推進力が十分に発揮されて速度が速く[2]、狭い河川でも動きやすかった[3]


  1. ^ 『歌舞伎音曲芸娼妓事情通人必携 』花笠文京著 (絵入自由出版社, 1884)
  2. ^ 国史大辞典(吉川弘文館)
  3. ^ 宮部みゆきの『桜ほうさら』(PHP研究所 2013年) p343に主人公の笙之介が大川でこの船をこぐシーンがある。
  4. ^ 『江戸砂子』より。
  5. ^ 嬉遊笑覧』より。


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