三省堂 大辞林 |
「猛犬」の用例一覧
佐藤垢石 支那の狸汁 (青空文庫)
鬼才なるを賞めあげた。 座が興に入ってきたところを見計らって、家僕がその家の猛犬を追い込んだ。ところが、犬はきょとんとして、猛犬たる使命を発揮しない。 なに食わぬ顔をしているどころじゃない。主人の傍らへ走って行って、膳の...
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豊島与志雄 同感 (青空文庫)
ように戯れかかられる時には、眉をひそめ、狼のように冷視される時には、好餌で誘った。云わば彼は、狼に狆の眼付を持たせることに、或は狆に狼の体躯を持たせることに、誇りを感じていた。彼の愛は、劣者に君臨する優者の矜持的な愛だった。がその逞しい猛犬...
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坂口安吾 南京虫殺人事件 (青空文庫)
ほど稀にピアノの音がすることもあったが、しょッちゅうシェパードらしい猛犬が吠えたてているので有名だった。 今日もシェパードが吠え立てている。するとカン高い女の声がきこえた。 「なんですって! 小包……知りませんよ……脅迫...
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