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狂へる天才

原題:The Mad Genius
製作国:アメリカ
製作年:1931
配給:W・B・F・N社
スタッフ
監督:Michael Curtiz マイケル・カーティズ
原作:Martin Brown マーティン・ブラウン
脚色:Harvey Thew ハーヴェイ・シュウ

J. Grubb Alexander J・クラブ・アレキサンダー
撮影:Barney McGill バーニー・マクギル
キャスト(役名
John Barrymore ジョン・バリモア (Tsarakov)
Marian Marsh マリアン・マーシュ (Nana
Donald Cook ドナルド・クック (Fedor)
Carmel Myers カーメル・マイヤース (Preskoya)
Charles Butterworth チャールズ・バターウォース (Karimsky)
Luis Alberni ルイ・アルバーニ (Serge Banloeff)
Andre Luguet(2) アンドレ・リュゲ (Renaud
Boris Karloff ボリス・カーロフ (Fedor's Father
Frankie Darro フランキー・ダーロ (Fedor as a Child
Mae Madison メイ・マディスン (Olga)
解説
マーティン・ブラウンの筆になるストオリイから「民衆の敵」のハーヴェイ・シュウと「悪魔スヴェンガリ」のJ・グラブ・アレキサンダー協力して脚色し、「氷原の彼方」「大地の果てまで」のマイケル・カーティズ監督したもので主演者は「悪魔スヴェンガリ」「海の巨人(1930)」のジョン・バリモア助演者は「民衆の敵」「夜霧の女」のドナルド・クック、「悪魔スヴェンガリ」のマリアン・マーシュ、カーメル・マイアース、チャールズ・バターウォースルイ・アルバーニフランキー・ダーロ等々撮影は「悪魔スヴェンガリ」と同じくバーニー・マッギルの担任である。
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
ロシア皇室舞踊団の主席スターを母にイヴァン大公を父に持ったツァラコフは生まれながらの跛であったが母より享けた舞踊天才は不自由な身体勃々してみなぎっていた。操り人形一座を率いて田舎旅興行しては僅かに慰めていたのであったが、ある時フェドルという少年無知養父虐待されているのを発見し、少年体質驚くべきほど舞踊に適しているのを見て養うこととする。ツァコラフは自分の胸の燃え天才的情熱少年注ぎ込むのであったが15年の後にフェドールは一流舞踊家になった。ツァラコフの天才はフェドールという肉体得て彼の永年夢想舞台の上躍動するようになったのである。彼は一種の怖るべき力を持っていて、その力によって大勢人形のように操ることが出来た。ツァラコフ一座一流舞踊団として欧州に鳴らした。舞台監督にはサージという名手がいたし、秘書にはカリムスキーという馬鹿に近いほどの忠実漢がいたし、フェドールの相手役にはナナという窈窕たる美女がいたし、レノー伯爵という富豪後援者がいたし、蓋しツァラコフは満足し切っていた。ところがフェドールがナナ愛するようになったのでツァラコフはそれが舞台成績に障ることを気遣い巧みに計画してナナ解雇ようとするが、フェドールがそれを見抜いて憤慨し、二人脱退してパリ赴く。フェドールは一流劇場契約を結ぶが、その後8年間の契約をツァラコフと交していたので、その抗議到るところにフェドールを妨げ、ついにフェドールはモンマルトル怪しげ酒場に踊ってナナ二人衣食をすごすようになってしまう。その頃ツァラコフ一座は花々しくパリ興行することになる。ナナがフェドールの帰参をツァラコフに懇願しに行くと彼は言語に絶した功弁を弄し、フェドールのためを思うなら別れる然くはないとナナに信じさせる。それでナナ書き置きすら残さずに昔から言い寄っていたレノー伯爵に伴われてベルリンに行ってしまう。一方ツァラコフは弁舌を振るってフェドールを説き、再び一座加入させる。しかしレノー伯爵の親切を感じるたびにナナにはフェドールのことが思い出され彼女は日増しに憂欝を加えてゆく。伯爵は彼女の真情察し折からベルリンに来ていたツァラコフ一座初日見物に行く。そして客席ナナ舞台のフェドールの眼がついに合ってしまう。フェドールは彼女の変わらぬ愛を一瞬悟り大いにツァラコフを責めるが、彼は例の「力」を発揮して最後の幕に出演するように説き伏せる。次は大きな偶像」を中心に踊る一幕であったが舞台監督サージ麻酔剤の乱用結果半ば発狂していたので以前からその「偶像」か生きていないと言って不服を言っていたのが突然斧を振ってそれを毀し始める。ツァラコフはとめるために舞台裏急行する。舞台が開いて間もなく客席から只ならぬ叫声が起こる。舞台正面偶像の上から血にまみれたツァラコフの死体転げ落ちるので劇場一大混乱起こしてしまう。怪し支配者が死んで、ようやく解放されたフェドールとナナ永遠に別れじと相抱くのであった。




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