犬を連れた奥さんとは? わかりやすく解説

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犬を連れた奥さん

作者アントン・チェーホフ

収載図書チェーホフ短篇集
出版社福武書店
刊行年月1988.11
シリーズ名福武文庫

収載図書集英社ギャラリー世界文学13 ロシア 1
出版社集英社
刊行年月1991.3

収載図書世界文学セレクション36 22 チェーホフ新装版
出版社中央公論社
刊行年月1993.12

収載図書新・ちくま文学 1 恋はきまぐれ
出版社筑摩書房
刊行年月1994.10

収載図書可愛い女 犬を連れた奥さん―他一篇 改版
出版社岩波書店
刊行年月2004.9
シリーズ名岩波文庫

収載図書かわいい女・犬を連れた奥さん 改版
出版社新潮社
刊行年月2005.2
シリーズ名新潮文庫

収載図書犬を連れた奥さん・外九篇 オンデマンド版
出版社ゆまに書房
刊行年月2007.2
シリーズ名昭和初期世界名作翻訳全集


犬を連れた奥さん

作者葉山修平

収載図書犬を連れた奥さん
出版社書房
刊行年月2004.2


犬を連れた奥さん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/18 21:49 UTC 版)

犬を連れた奥さん』(いぬをつれたおくさん、原題ロシア語: Дама с собачкой)は、1899年アントン・チェーホフが発表した短編小説。雑誌「Русская мысль」(ロシア思想)1899年12月号に発表された[1]


  1. ^ a b 著者アントン・チェーホフ 著、神西清 訳「あとがき」『可愛い女・犬を連れた奥さん 他一篇』岩波書店東京都千代田区、2010年11月16日、127頁。ISBN 4-00-326223-9 
  2. ^ From Vladimir Nabokov's Lectures on Russian Literature, quoted by Francine Prose in Learning from Chekhov, 231.
  3. ^ 帝政ロシアの男子中学校(ギムナージヤ)は7~8年制で(『ロシア・ソ連を知る事典』平凡社・1994年4月25日(初版第5刷増補版)、p.143「教育」)、入学年齢は日本の中学よりも早い。チェーホフ自身もタガンローク中学に9歳で入学している(『ロシア文学史』明治書院・1972年4月15日、p.189)。
  4. ^ 原文は...пришло от него письмо, в котором он извещал, что у него разболелись глаза, и умолял жену поскорее вернуться домой. だが、извещать(文語的)とразболеться(口語的)の衝突が効いており(『NHK ロシア語入門』1975年12月号(日本放送出版協会)、p.53)、「お目々が痛くなっちゃったから早くお帰り下さいませと御通知申し上げ候」の如く滑稽な文体、と江川卓は番組内で語っている。
  5. ^ 江川卓「この地名は、ヴォルガ沿岸の町 Саратов であろうと研究者によって推測されている。」- 『NHK ロシア語入門』1975年10月号(日本放送出版協会)、p.59。(Саратов 「サラートフ」「サラトフ」) 江川卓は、1975年10月~翌1976年3月(最終放送回は4月3日(土))の半年間、NHKラジオ講座(当時の番組名は「ロシア語入門」)の応用篇で『犬を連れた奥さん』の講読を担当した。テキストは対訳なし・本文力点なし(別欄の単語と例文のみ力点あり)という本場並みの様式だったが、次期以降の講読ではこれは改められた。
  6. ^ 江川卓「С 町のモデルになったというサラトフ市は、ボルガ中流沿岸の町で、周囲はステップ地帯。当時の人口は12万ほどだが、ドイツ系のロシア人の数が多いことで知られていた。中心街の名も улица Немецкая。ホテルは Россия, Европа, Большая Московская など、立派な名前のものが5つほどあり、劇場は市立劇場が1つあっただけらしい。」- 『NHK ロシア語入門』1976年1月号(日本放送出版協会)、p.53。(улица Немецкая「ウーリツァ・ネメツカヤ/ネメツカヤ通り/ドイツ通り」) アンナ・セルゲーエヴナの姓はフォン・ディーデリッツ。第2章で、アンナの部屋の玄関の文字を見たグーロフの「御主人はドイツ人?」の問いに対して、アンナは「いいえ、お祖父さんはドイツ人らしいけど、彼は正教徒よ」と答えている。この場面に関して江川は「ホテルのフロントに名札がかかっているのはおかしいので、ここはパンションではないかと思われる。ヤルタには10ほどのホテルのほかに7~8のパンションがあり、ここはドイツ人経営が多かった。」(『NHK ロシア語入門』1975年12月号(日本放送出版協会)、p.45)と解説している。
  7. ^ グーロフのモスクワ生活の描写の1つに「今や新聞を1日3紙もむさぼるように読んでいたが、(人には)私はモスクワの新聞は読まない主義ですと言っていた」(原文..,уже с жадностью прочитывал по три газеты в день и говорил, что не читает московских газет из принципа.)とあるが、当時の「モスクワの新聞」とは、「くだらないゴシップ満載の、今の日本の週刊誌みたいなもの」(江川卓)。‐1975年度後期・NHKラジオ「ロシア語入門」応用篇の講読より(テキストには不掲載)。
  8. ^ 当時はユリウス暦なので、クリスマス休暇のこと。(原文 В декабре на праздниках)
  9. ^ この作品について江川卓は『NHK ロシア語入門』1976年2月号(日本放送出版協会) p.43で、マスカーニの『イリス』のことではないかと予想を立てていたが、1976年4月3日(土)の最終放送回で「あのオペラ『芸者』は、イギリスのジョーンズの作品で、あれではなかったので」と口頭で訂正している。


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