父、帰るとは?

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ちちかえる ―かへる 【父帰る】

戯曲一幕菊池寛作。1917年大正6)発表20年前妻子を捨て愛人出奔した父が零落して帰ってくる。母と弟妹喜んで迎えようとする長男だけは父を許さない家族一人一人の複雑な心情と、憎しみを超えた肉親愛情を描く。


映画情報

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父帰る

原題:
製作国:日本
製作年:1952
配給:松竹
スタッフ
監督:堀内真直 ホリウチマナオ
製作:大町龍夫 オオマチタツオ
原作:菊池寛 キクチカン
脚色:長瀬喜伴 ナガセキハン
撮影:服部幹夫 ハットリミキオ
音楽:奥村一 オクムラハジメ
美術:加藤喜昭 カトウヨシアキ
キャスト(役名
徳大寺伸 トクダイジシン (賢一郎)
青山宏 アオヤマヒロシ (新二郎
故里やよい フルサトヤヨイ (たね子)
紅沢葉子 ベニサワヨウコ紅澤葉子 (おたか)
河村黎吉 カワムラレイキチ (宗太郎
春日昇  (園田
大和久乃 ヤマトヒサノ (おすえ)
本松一成 モトマツカズナリ (正夫)
解説
製作は「黄色い鞄」の大町龍夫菊池寛の名戯曲から、「お景ちゃんと鞍馬先生」の長瀬喜伴シナリオ書き新人堀内真直監督に当たっている。撮影は、「腰抜け 伊達騒動」の服部幹夫出演者は、「郷愁」の徳大寺伸、「早春二重奏」でデビューしたSKD故里やよいの他、河村黎吉紅沢葉子青山宏などである。
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
おたかは、夫の宗太郎情婦とともに出奔してから、賢一郎、新二郎、たね子の三児を抱えマッチ箱貼りの内職などをしながら暮らし立てた。賢一郎は小学校卒業後は会社給仕しながら夜学通い二十年後今日役所係長にまでなり、新二郎もたね子も会社勤めて、一家はようやくゆとりのある楽しい生活を過ごせるようになっていた。たね子には賢一郎の知人からの縁談もあったが、彼女は会社同僚園田結婚約束をしていた。賢一郎はそれを知って失望し、彼に隠していたことを激しく怒りもするが、母と弟の取りなしで、結局温か許してやるのだった。しかし祭の日、消息を絶ったままの父が落ちぶれ果てた姿で帰ってきた時、おたか、新二郎、たね子の三人喜んで彼を迎えるが、賢一郎は断固として父を許そうとはしなかった。再び家を出ていく父の後を、新二郎たちは追っていった。鉄道線路にしょんぼりたたずむ父の姿を見つけた時、その線路向こう側から「お父さん!」と呼んで駆け寄ってくる賢一郎の姿が見られた。

父、帰る

原題:Vozrashchenie
製作国:ロシア
製作年:2003
配給:アスミック・エース
スタッフ
監督:Andrei Zvyagintsev アンドレイ・ズビャギンツェフ
製作:Dmitri Lesnevsky ドミトリイ・レスネフスキー
脚本:Vladimir Moiseyenko ウラジーミル・モイセエンコ

Aleksandr Novototsky アレクサンドル・ノヴォトツキー
撮影:Mikhail Krichman ミハイル・クリチマン
音楽:Andrei Dergachyov アンドレイ・デルガチョフ
美術:Zhanna Pakhomova ジャンナ・パホモワ
編集:Vladimir Mogilevsky ウラジーミル・モギレフスキー
衣装(デザイン):Anna Barthuly アンナ・バルトゥリ
EP:Yelena Kovalyova エレーナ・コワリョワ 
キャスト(役名
Vladimr Garin ウラジーミル・ガーリン (Andrey)
Ivan Dobronravov イワン・ドブロヌラヴォフ (Ivan
Konstantin Lavronenko コンスタンチン・ラヴロネンコ (Father
Natalya Vdovina ナタリヤ・ヴドヴィナ (Mother
Galina Petrova ガリーナ・ポポーワ (Grandmother)
Aleksei Suknovalov アレクセイ・スクノワロフ (Zavodila)
Lazar Dubovik ラーザリ・ドゥボヴィク (Hooligan
Yelizaveta Aleksandrova エリザヴェータ・アレクサンドロワ (Waitress
Lyubov Kazakova リュボーフィ・カザコワ (Devushka v zerkalakh)
Andrei Sumin アンドレイ・スーミン (Man at Port
解説
母子家庭二人少年と、12年ぶりに突然帰ってきた父親との小旅行を描く家族劇。監督はこれが長編映画デビューとなるアンドレイ・ズビャギンツェフ出演本作撮影後まもなく不慮事故溺死したウラジーミル・ガーリン子役イワン・ドブロヌラヴォフ、主に舞台俳優として活躍するコンスタンチン・ラヴロネンコほか。2003年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞新人監督賞、同年リュブリャーナ国際映画祭グランプリ同年ザグレブ国際映画祭グランプリ同年ロシア映画批評家協会賞、最優秀作品賞、最優秀新人監督賞、最優秀撮影賞ほか多数受賞
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
母(ナタリヤ・ヴドヴィナ)とささやかに暮らしている、アンドレイウラジーミル・ガーリン)とイワンイワン・ドブロヌラヴォフ)の二人兄弟。ある夏の日、家を出ていた父(コンスタンチン・ラヴロネンコ)が12年ぶりに突然帰ってきた写真でしか見覚えのない父の出現に、混乱する兄弟。しかも父は家長然とした態度でいろいろ仕切りはじめ、しばらく息子たちと旅に出ると言い出す。翌日の朝、父と兄弟の3人は釣り竿テントを積み、車で遥か北部の湖に浮かぶ無人島を目指し出発した。目的地にまでは3日かかるらしく、父は息子たちに男としての強さ教育しはじめる。その余りに粗暴な教え方に、イワン時折歯向かってみるが、その度押さえ付けられるだけだった。アンドレイ次第に父を慕っていくが、イワン憎しみ募るばかり。そんな中無人島到着兄弟一時間だけの約束ボートで湖に出るが、イワンを捕ることにこだわり遅刻。父は激怒暴力をふるう。我慢できなくなったイワン逃げて塔の上に登るが、追いかけてきた父が転落死してしまう。兄弟泣きながら父の遺体運び無人島脱出するが、陸地についたとたんボートが流されてしまい、遺体は湖の底へと沈んでしまうのだった


ウィキペディア

ウィキペディアウィキペディア

父、帰る

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/07/21 12:51 UTC 版)

父、帰る
Возвращение
監督 アンドレイ・ズビャギンツェフ
製作総指揮 エレーナ・コワリョワ
製作 ドミトリイ・レスネフスキー
脚本 ウラジーミル・モイセエンコ
アレクサンドル・ノヴォトツキー
出演者 イワン・ドブロヌラヴォフ
ウラジーミル・ガーリン
コンスタンチン・ラヴロネンコ
音楽 アンドレイ・デルガチョフ
撮影 ミハイル・クリチマン
編集 ウラジーミル・モギレフスキー
配給 日本の旗 アスミック・エース
公開 2003年6月25日 ロシアの旗
2004年9月11日 日本の旗
上映時間 105分
製作国 ロシアの旗 ロシア
言語 ロシア語
allcinema
キネマ旬報
AllRovi
IMDb

父、帰る』(ちち かえる、Возвращение / 英語題: The Return)は、2003年制作のロシア映画。音信不通だった父親の12年ぶりの帰郷に戸惑う兄弟を描いた映画である。

ロシアでは2003年6月25日に公開された。同年9月の第60回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で上映され、最高賞である金獅子賞と新人監督賞を受賞した。

日本では2004年9月11日にシャンテ・シネで公開された。

目次

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
イワン イワン・ドブロヌラヴォフ 内山昂輝
アンドレイ ウラジーミル・ガーリン 浪川大輔
コンスタンチン・ラヴロネンコ てらそままさき
ナタリヤ・ヴドヴィナ

ストーリー


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


アンドレイとイワンの兄弟は、母親と祖母と共に暮らしており、父親の顔は写真でしか知らない二人だったが、ある日12年ぶりに父親が帰ってきた。これまでどこにいたのか全く語らない父親に当惑する二人だが、父親は明日から二人を連れて旅に出るという。翌朝、3人はつり道具と共に車で出かけるが、父親は行き先も告げず、高圧的な態度で子供達に接する。兄のアンドレイはそれでも父親に好意的だったが、弟のイワンは不満を募らせてゆく。三人は釣りをしてから車で遠く離れた場所へ行き、小さい舟を修理してある無人島へと渡った。数日そこで過ごすが、あることから父子の間で諍いが起きる。その最中で父は亡くなってしまった。島から離れる決意を固めた二人は、父の遺体を乗せた舟に乗り、本土を目指す。無事二人は本土に到着したが、浜に停めておいた舟は波に流され、父の遺体も沈んだ。二人は海の中へ消えていく父に向かって「パパ!」と叫び、父が見えなくなると車に乗った。

その他

  • 撮影はラドガ湖の周囲で行われた。
  • アンドレイ役のウラジーミル・ガーリンは、撮影後まもなく湖で事故に遭い、亡くなっている。

外部リンク



父帰る

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/04/13 09:54 UTC 版)

父帰る』(ちち かえる)は、大正6年(1917年)に発表された菊池寛戯曲。全一幕。3度映画化されており、同3作についても本項で詳述する。

目次

概要

発表時は目立たぬ作品だったが、3年後の大正9年 (1920) に二代目市川猿之助によって舞台化されるとこれが絶賛され、以後本作は菊池寛代表する作品のひとつとなった。

登場人物

  • 黒田賢一郎: 主人公(28歳)
  • 新二郎: その弟(23歳)
  • おたね: その妹(20歳)
  • おたか: 彼らの母(51歳)
  • 宗太郎: 彼らの父

あらすじ

明治40年頃のことである。かつて家族を顧みずに家出した父が、20年ぶりに落ちぶれ果てた姿で戻って来た。

母と次男と娘はこれを温かく迎えたが、貧困と闘いつつ一家を支え、弟妹を中学まで出した長男・賢一郎は、決して父を許さなかった。父は家を去る。しかし哀願する母の叫びに賢一郎は翻意、弟を連れて狂ったように父を追う。

映画化

1927年

1927年3月29日公開。製作は松竹キネマ。監督は野村芳亭

キャスト

  • 黒田宗太郎・賢一郎: 岩田祐吉
  • 少年時代の賢一郎: 小藤田正一
  • おたか: 鈴木歌子
  • 新二郎: 菅野七郎
  • おたね: 佐々木清野
  • 園田修造: 木村健児
  • 園田の娘・お加代: 松井千枝子
  • 杉田校長: 武田春郎
  • 久保の忠太: 酒井啓之助
  • 忠太の養子・久三: 堺一三
  • 忠太の娘・お花: 糸川京子
  • 栗原進二陸軍少尉: 仲英之助
  • 松岡剛蔵: 奈良真養
  • 代弁人・阪間源吾: 国島荘一
  • 大風呂敷のおかま: 二葉かほる
  • 道化芸人・正国: 新井淳
  • 正国の娘・蝶丸: 小桜葉子
  • 道化芸人・蝶吉: 押本映治
  • 道化芸人: 小林十九二、吉谷久雄
  • 山口俊造: 小村新一郎
  • 宗太郎の情婦・お竜: 八雲恵美子

1935年

1935年10月8日公開。タイトルは『父帰る 母の心』。製作は第一映画、配給は松竹キネマ。監督は寺門静吉。

キャスト

  • 黒田賢一郎: 月田一郎
  • 新二郎: 夏川大二郎
  • おたね: 山田五十鈴
  • 宗太郎: 芝田新
  • おたか: 梅村蓉子
  • 杉田校長: 寺島貢
  • 校長の息子・信吉: 武田一義
  • 曲馬団員: 小泉嘉輔、大久保清子

1952年

1952年6月15日公開。製作は松竹。監督は堀内真直

キャスト

  • 黒田賢一郎: 徳大寺伸
  • 新二郎: 青山宏
  • たね子: 故里やよい
  • おたか: 紅沢葉子
  • 宗太郎: 河村黎吉
  • 園田: 春日昇
  • おすえ: 大和久乃
  • 正夫: 本松一成

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