無鉛化
【英】: production of lead-free gasoline, production of unleaded gasoline
同義語: production of unleaded gasoline
わが国における自動車ガソリンの無鉛化は 1970 年(昭和 45 年)5 月東京牛込柳町で発生した鉛中毒事件〔その後の調査で自動車ガソリン中の四アルキル鉛との因果関係は否定されている〕を契機として推進され、1975 年(昭和 50 年)2 月 1 日からレギュラー・ガソリンについて完全無鉛化が実施されている。このレギュラー・ガソリン無鉛化に先立ち、自動車業界に対しては 1972 年(昭和 47 年)3 月以降の新規生産車におけるバルブ・シート対策が義務づけられた。しかし、当時の既販車である 1972 年以前生産のバルブ・シート未対策車に対しては、バルブ・シート・リセッション(異常摩耗)防止のため当面プレミアム・ガソリンを加鉛のまま残すことが決定され、無鉛レギュラー、加鉛プレミアムの 2 本立て供給が現在も継続されている。なお、加鉛プレミアム比率はレギュラー無鉛化以前の 14 ~ 15 %から 1983 年(昭和 58 年)には 1.1 %にまで低下している。 |
無鉛化
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無鉛化(むえんか)とは、体内に蓄積されると慢性中毒を起こす鉛を使わないようにすること。鉛フリー化(なまりフリーか)、脱鉛化(だつえんか)、非鉛化(ひえんか)とも言う。
注釈
出典
- ^ 船山信次 2003.
- ^ “鉛|愛知県衛生研究所”. 愛知県 (2010年3月12日). 2007年12月30日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b c “燃料油の品質規制と対応の経緯”. コスモ石油環境報告書2001 (Report). コスモ石油. (2001). pp. 17-18 2022年4月13日閲覧。.
- ^ 脇阪紀行 2006.
- ^ “九谷焼上絵製品の完全無鉛化へ(無鉛不透明盛絵具の開発)”. 石川県工業試験場 (2014年11月13日). 2018年4月10日閲覧。
- ^ 久米政文. “クルマの塗料・塗装方法の進化”. JAMAGAZINE 2007年4月号. 日本自動車工業会. 2007年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年12月30日閲覧。
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