烏天狗とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 芸能 > 天狗 > 烏天狗の意味・解説 

からす‐てんぐ【×烏天×狗】

読み方:からすてんぐ

烏のくちばしのような口つきをしているという小天狗。→天狗(てんぐ)


烏天狗

作者かんべむさし

収載図書遠い街・恋の街
出版社大陸書房
刊行年月1990.11


烏天狗

作者新井洋二

収載図書鍛冶師伊賀屋佐助始末
出版社東洋出版
刊行年月2000.12


烏天狗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 15:08 UTC 版)

烏天狗(からすてんぐ)は、大天狗と同じく山伏装束で、のようなを持ったをしており、自在に飛翔することが可能だとされる伝説上の生物。青天狗[1]、小天狗とも呼ばれる。烏と名前がついているが、猛禽類と似た羽毛に覆われているものが多い[注 1]


注釈

  1. ^ 天狗は本来の姿をしているとされることが多かったが[2]、江戸時代以降、鳥の姿をした天狗は烏天狗と呼ばれるようになった[3](古来、鳶と烏は一緒くたにされ併称される存在だった[4]。)。鳶の姿の天狗が数多く登場する『今昔物語集』が書かれた平安時代末期における「トビ」は、現在のいわゆるトビではなくノスリチョウゲンボウ等の中型猛禽類を指す言葉であり[5]、天狗を描いた絵画ではオオタカハイタカ、現在でいうトビの姿にも描かれているため、トビを含めた様々な猛禽類一般の姿でイメージされた様である[5]。また、幕末に描かれた絵画では烏に近い姿で描かれており、江戸時代後期には烏のイメージが定着していたことがうかがえる[6]

出典

  1. ^ 小松和彦監修『日本怪異妖怪大事典』東京堂出版、2013年、166頁。ISBN 978-4-490-10837-8 
  2. ^ 天狗の古典文学における図像上の変化に関する一考察 : 烏天狗から鼻高天狗ヘ - 勝俣隆、長崎大学教育学部紀要、2005年
  3. ^ 小松和彦編『怪異の民俗学5 天狗と山姥』河出書房新社、2000年、423,424頁。
  4. ^ コトバンク 普及版 字通「烏鳶(うえん)」の解説
  5. ^ a b 杉原たく哉『天狗はどこから来たか』大修館書店、2007年、ISBN 978-4-469-23303-2、107-109頁。
  6. ^ 久留島元『天狗説話考』白澤社、2023年、71頁。
  7. ^ a b c d e f 村上健司編著『妖怪事典』毎日新聞社、2000年4月、119-120頁。ISBN 978-4-620-31428-0 
  8. ^ 宮本幸枝『津々浦々「お化け」生息マップ - 雪女は東京出身? 九州の河童はちょいワル? -』村上健司監修、技術評論社〈大人が楽しむ地図帳〉、2005年8月、35頁。ISBN 978-4-7741-2451-3 
  9. ^ カラスてんぐの正体見たり……実はトンビだった!?」『スポーツニッポン』、2011年1月20日。2011年9月2日閲覧。オリジナルの2012年9月11日時点におけるアーカイブ。


「烏天狗」の続きの解説一覧

烏天狗(からすてんぐ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/22 09:22 UTC 版)

ニンジャアサルト」の記事における「烏天狗(からすてんぐ)」の解説

家庭版専用ステージ天神滝”に登場すばしっこく空を飛びまわり、飛び道具攻撃したり、直接引っ掻きに来る。

※この「烏天狗(からすてんぐ)」の解説は、「ニンジャアサルト」の解説の一部です。
「烏天狗(からすてんぐ)」を含む「ニンジャアサルト」の記事については、「ニンジャアサルト」の概要を参照ください。


烏天狗(からすてんぐ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/07 14:17 UTC 版)

カエル畑DEつかまえて☆彡」の記事における「烏天狗(からすてんぐ)」の解説

数千年の高位妖怪弟子がいる。捕縄術が得意らしい。

※この「烏天狗(からすてんぐ)」の解説は、「カエル畑DEつかまえて☆彡」の解説の一部です。
「烏天狗(からすてんぐ)」を含む「カエル畑DEつかまえて☆彡」の記事については、「カエル畑DEつかまえて☆彡」の概要を参照ください。


烏天狗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 02:23 UTC 版)

東海道お化け道中」の記事における「烏天狗」の解説

火車一家屋敷に影となって現れる

※この「烏天狗」の解説は、「東海道お化け道中」の解説の一部です。
「烏天狗」を含む「東海道お化け道中」の記事については、「東海道お化け道中」の概要を参照ください。


烏天狗(声:中嶋聡彦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 10:02 UTC 版)

義経英雄伝修羅」の記事における「烏天狗(声:中嶋聡彦)」の解説

特殊歩兵鞍馬山天狗正体はは牛若丸父親源義朝郎党鎌田正近。この作品では牛若丸彼の出生の秘密伝えた

※この「烏天狗(声:中嶋聡彦)」の解説は、「義経英雄伝修羅」の解説の一部です。
「烏天狗(声:中嶋聡彦)」を含む「義経英雄伝修羅」の記事については、「義経英雄伝修羅」の概要を参照ください。


烏天狗(からすてんぐ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/24 05:57 UTC 版)

鬼神伝」の記事における「烏天狗(からすてんぐ)」の解説

鞍馬山の神。

※この「烏天狗(からすてんぐ)」の解説は、「鬼神伝」の解説の一部です。
「烏天狗(からすてんぐ)」を含む「鬼神伝」の記事については、「鬼神伝」の概要を参照ください。


烏天狗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 06:15 UTC 版)

怪物くんの登場キャラクター」の記事における「烏天狗」の解説

コワイ山の周辺上空集団飛び回っている。「色が黒い」と言われる怒りだす。

※この「烏天狗」の解説は、「怪物くんの登場キャラクター」の解説の一部です。
「烏天狗」を含む「怪物くんの登場キャラクター」の記事については、「怪物くんの登場キャラクター」の概要を参照ください。


烏天狗(からすてんぐ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 07:56 UTC 版)

風の聖痕」の記事における「烏天狗(からすてんぐ)」の解説

形態を持つ妖魔。手にした刀を武器に、大図によって発生される「門」を通り空間転移によって対象背後回りこんで攻撃する。しかし、大図が効力なくしたため、「門」を潜り抜ける瞬間に門自体消滅胴体寸断されてしまい、最後は朧の流星錘によって頭部粉砕された。

※この「烏天狗(からすてんぐ)」の解説は、「風の聖痕」の解説の一部です。
「烏天狗(からすてんぐ)」を含む「風の聖痕」の記事については、「風の聖痕」の概要を参照ください。


烏天狗(からすてんぐ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 00:29 UTC 版)

ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の記事における「烏天狗(からすてんぐ)」の解説

カラス似た顔と背の翼を持つ天狗多くの者が天狗ポリスとして従事している(ただし天狗ポリス呼ばれない作品もある)が、中にはぬらりひょん配下(「魔笛エロイムエッサイム」)や黒雲坊(第5作)のように悪の勢力属している者もいる。名前や住処などの判明している者を以下に列挙する

※この「烏天狗(からすてんぐ)」の解説は、「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の解説の一部です。
「烏天狗(からすてんぐ)」を含む「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の記事については、「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の概要を参照ください。


烏天狗(からすてんぐ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 16:31 UTC 版)

結城友奈は勇者である」の記事における「烏天狗(からすてんぐ)」の解説

園子パートナー精霊

※この「烏天狗(からすてんぐ)」の解説は、「結城友奈は勇者である」の解説の一部です。
「烏天狗(からすてんぐ)」を含む「結城友奈は勇者である」の記事については、「結城友奈は勇者である」の概要を参照ください。


烏天狗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 16:07 UTC 版)

妖怪大戦争 (1968年の映画)」の記事における「烏天狗」の解説

浩二演じた。『赤胴鈴之助 三つ目鳥人』(1958年)(大映京都)で大橋史典制作した鳥人」の被り物が『釈迦』(1961年)と前作妖怪百物語』を経て流用されている。

※この「烏天狗」の解説は、「妖怪大戦争 (1968年の映画)」の解説の一部です。
「烏天狗」を含む「妖怪大戦争 (1968年の映画)」の記事については、「妖怪大戦争 (1968年の映画)」の概要を参照ください。


烏天狗(からすてんぐ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 19:55 UTC 版)

妖怪の飼育員さん」の記事における「烏天狗(からすてんぐ)」の解説

主に関東信州生息する日本古来天狗人間とは比較ならないほど長命であり、剣術達人で、知能高く、空を飛び神通力も持つ。気位が高いので、人間相手にしないことも多い。

※この「烏天狗(からすてんぐ)」の解説は、「妖怪の飼育員さん」の解説の一部です。
「烏天狗(からすてんぐ)」を含む「妖怪の飼育員さん」の記事については、「妖怪の飼育員さん」の概要を参照ください。


烏天狗(からすてんぐ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/20 10:10 UTC 版)

妖怪番長」の記事における「烏天狗(からすてんぐ)」の解説

天狗軍団雑兵総称。黒天狗白天両方軍団それぞれの烏天狗が存在したが、白天の烏天狗は先の大戦によってすべて殺され今は生存していない。

※この「烏天狗(からすてんぐ)」の解説は、「妖怪番長」の解説の一部です。
「烏天狗(からすてんぐ)」を含む「妖怪番長」の記事については、「妖怪番長」の概要を参照ください。


烏天狗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 09:29 UTC 版)

妖怪百物語」の記事における「烏天狗」の解説

赤胴鈴之助 三つ目鳥人』に登場した鳥人」の被り物を『釈迦』(1961年)で再利用し、さらに今回改造したもの。豊前守屋敷現れる最後棺桶行列では、最前列立った

※この「烏天狗」の解説は、「妖怪百物語」の解説の一部です。
「烏天狗」を含む「妖怪百物語」の記事については、「妖怪百物語」の概要を参照ください。


烏天狗(からすてんぐ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 15:38 UTC 版)

大神 (ゲーム)」の記事における「烏天狗(からすてんぐ)」の解説

骸金魚のように空中を舞う妖怪剣術極めようしたもの死んでしまった者の無念が烏に宿ってこの姿になった一閃すると刀で防御する

※この「烏天狗(からすてんぐ)」の解説は、「大神 (ゲーム)」の解説の一部です。
「烏天狗(からすてんぐ)」を含む「大神 (ゲーム)」の記事については、「大神 (ゲーム)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「烏天狗」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「烏天狗」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



烏天狗と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「烏天狗」の関連用語

検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



烏天狗のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの烏天狗 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのニンジャアサルト (改訂履歴)、カエル畑DEつかまえて☆彡 (改訂履歴)、東海道お化け道中 (改訂履歴)、義経英雄伝修羅 (改訂履歴)、鬼神伝 (改訂履歴)、怪物くんの登場キャラクター (改訂履歴)、風の聖痕 (改訂履歴)、ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター (改訂履歴)、結城友奈は勇者である (改訂履歴)、妖怪大戦争 (1968年の映画) (改訂履歴)、妖怪の飼育員さん (改訂履歴)、妖怪番長 (改訂履歴)、妖怪百物語 (改訂履歴)、大神 (ゲーム) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS