炻器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/17 15:42 UTC 版)
炻器(せっき)とは、陶磁器の一種。“ストーンウェア”(en:Stoneware)の訳語として明治40年頃より用いられるようになった新造語である[1][2]。
- ^ ブリタニカ国際大百科事典. “ストーンウェア”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2023年1月19日閲覧。
- ^ 食器・調理器具がわかる辞典. “炻器”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2023年1月19日閲覧。
- ^ 佐々木達夫『陶磁』東京堂出版〈日本史小百科〉、1991年8月。ISBN 4-490-20247-4。
- ^ 光芸出版編集部 『窯から見たやきもの』 光芸出版、1981年。
炻器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 06:32 UTC 版)
詳細は「炻器」を参照 せっきと読む。「炻」は国字(日本で考案された漢字)。英語の"Stoneware"の訳語である。窯を使い、焼成温度は1200〜1300°C。土器と陶器の中間的性質を示すもので、釉薬の有無にかかわらず、透光性・吸水性ともにないものを指す。 炻器の原語である"Stoneware"は西洋陶磁の用語であり、中国、日本などの東洋陶磁の分類概念とは必ずしも一致しない。たとえば、"Celadon"と呼ばれる青色の焼き物は、日本・中国では青磁(青瓷)と言い、磁器に分類されるが、欧米では"Stoneware"の一種とみなされる。日本の陶磁研究者や陶芸作家には「炻器」という概念を立てる者と立てない者がいる。
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