ため‐がき【▽為書(き)】
為書き(ためがき)
日本画や書を描いたあと毛筆でさらさらと(~さんへ)と題したものをいう。自分でもっている分にはいいが、美術商が扱う場合、為書きあると値が落ちてしまうので表具師に出して、為書きをとってもらい高く売る場合がある。
為書きを書き入れるところはだいたい空白になっているので、そこを切ってわからないように、もとの和紙や絹紙と同じ紙を用意して同じ大きさに切り取り、うまくつないでさらに裏打ちをしてしまう。
又、この表具師の技術を悪用すると次ぎのようなテクニックがなされる。
紙を二枚に剥いでしまい、落款のきちんとついている表のものに裏打ちして表装する、裏になった落款のついてないほうは、本来なら偽物として流通するのを避けるために処分するが、この部分も表装して売却する。下の紙は当然墨が薄くなっているが、これをうまくなぞることで一枚が二枚になる。その技術が高度であればあるほど素人目にはわからなくなる。従って、為書きをとられないようにするためには、描く立場側では為書きと落款を切り離せないようにくっつけてしまうことである。
為書きを書き入れるところはだいたい空白になっているので、そこを切ってわからないように、もとの和紙や絹紙と同じ紙を用意して同じ大きさに切り取り、うまくつないでさらに裏打ちをしてしまう。
又、この表具師の技術を悪用すると次ぎのようなテクニックがなされる。
紙を二枚に剥いでしまい、落款のきちんとついている表のものに裏打ちして表装する、裏になった落款のついてないほうは、本来なら偽物として流通するのを避けるために処分するが、この部分も表装して売却する。下の紙は当然墨が薄くなっているが、これをうまくなぞることで一枚が二枚になる。その技術が高度であればあるほど素人目にはわからなくなる。従って、為書きをとられないようにするためには、描く立場側では為書きと落款を切り離せないようにくっつけてしまうことである。
「為書き」の例文・使い方・用例・文例
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