潜伏変数とは? わかりやすく解説

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交絡

(潜伏変数 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/14 06:42 UTC 版)

交絡(こうらく、: confounding)は、統計モデルの中の従属変数独立変数の両方に(肯定的または否定的に)相関する外部変数が存在すること。そのような外部変数を交絡変数(confounding variable)、交絡因子(confounding factor、confounder)、潜伏変数(lurking variable)などと呼ぶ。したがって科学的研究では、第一種過誤(従属変数が独立変数との因果関係にあるという偽陽性の結論)と呼ばれるこれらの要因を避けるよう制御する必要がある。2つの観測された変数のそのような関係を擬似相関という。すなわち交絡が存在する場合、観測された現象の真の原因は交絡変数であるにもかかわらず、独立変数を原因と推論してしまう。


  1. ^ Pearl, Judea (2000). Causality: Models, Reasoning, and Inference. Cambridge University Press. ISBN 0-521-77362-8 
  2. ^ Bradford Hill, Austin (1965). “The environment or disease: association or causation?”. Proc R Soc Med 58 (May): 295–300. PMID 14283879. http://www.edwardtufte.com/tufte/hill. 
  3. ^ Hennekens, Charles H; Buring, Julie E; Mayrent, Sherry L (1987). Epidemiology in Medicine. Lippincott Williams & Wilkins. ISBN 0-316-35636-0 


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