漢字とは? わかりやすく解説

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かん‐じ【漢字】

読み方:かんじ

中国語を表すため、漢民族の間に発生・発達した表意文字。現在は中国・日本韓国などで使われる起源紀元前十数世紀さかのぼり成り立ちからみて、象形指事形声会意仮借(かしゃ)などの種類があるとされる周辺諸国伝わりさまざまな影響及ぼした日本ではこれから片仮名平仮名などの音節文字生み出され、「峠」「働」などの和製漢字国字)も作られた。真名(まな)。本字

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漢字 Chinese character

 中国文字漢字について敢えて説明要しまい。3500年以上の歴史数万超える字数世界文字中で特に異彩を放っている。ここでは中国最近用いられている中国簡体字(左)と本来の漢字(右)の対照表挙げる留める

現用中国台湾韓国日本 UNICODE: 4E00-9FFF 他 

簡体字・繁体字対照表(一例)

漢字

使用例:中華人民共和国 簡体字表記中国語新聞「人民日報」(Ren-min-ri-pao)

漢字

使用例:台湾 繁体字表記中国語新聞「中央日報」(Tsun-ian-ri-pao)

漢字

漢字

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/11 17:58 UTC 版)

漢字(かんじ)は、中国古代黄河文明で発祥した表記文字四大文明で使用された古代文字のうち、現用される唯一の文字体系である[12][13]。また最も文字数が多い文字体系であり、その数は約10万字に上る。古代から周辺諸国家や地域に伝わり漢字文化圏を形成し、言語のみならず文化上に大きな影響を与えた。


注釈

  1. ^ 例えば近代以降には西洋の事物を表すために漢字が作られた。具体的には日本での「(キログラム)」「(キロメートル)」と言った度量衡を表す文字や、中国での元素を表す文字「氧(酸素)」「氫(水素)」「鈽(プルトニウム)」など(元素の中国語名称)がその例である。
  2. ^ 92,856字は、Unihan Database[27] の Unihan_IRGSources.txt 中にある互換漢字でない単一コードポイントの数。このため、互換漢字および異体字セレクタ付きの漢字を含めるともっと多くなる。

出典

  1. ^ UNICODE U+4E00 - U+9FFF”. 2007年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月19日閲覧。
  2. ^ UNICODE U+3400 - U+4DBF”. 2007年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月19日閲覧。
  3. ^ UNICODE U+20000 - U+2A6DF”. 2015年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月19日閲覧。
  4. ^ UNICODE U+2A700 - U+2B73F”. 2010年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月19日閲覧。
  5. ^ UNICODE U+2B740 - U+2B81F”. 2012年2月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年3月19日閲覧。
  6. ^ UNICODE U+2B820 - U+2CEAF”. 2015年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月13日閲覧。
  7. ^ UNICODE U+F900 - U+FAFF”. 2007年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月19日閲覧。
  8. ^ UNICODE U+2F800 - U+2FA1F”. 2007年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月19日閲覧。
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  10. ^ UNICODE U+2E80 - U+2EFF”. 2014年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月19日閲覧。
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  20. ^ 藤井茂利「上代日本文献に見える「魚韻」の漢字 : 朝鮮漢字音との関連について」『語文研究』第37号、九州大学国語国文学会、1974年8月、7-15頁、doi:10.15017/12141ISSN 04360982NAID 120000981763 
  21. ^ 文字がつなぐ-古代の日本列島と朝鮮半島-,国立歴史民俗博物館,2014年
  22. ^ Norman, Jerry (2008年). “Chinese Writing”. 2009年8月17日閲覧。
  23. ^ カナモジカイ カナモジ論「未開社会のコトバ」
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  31. ^ 甲骨文字,東京大学総合研究博物館
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  33. ^ a b 藤堂(上)1986、p.4-6 漢字のなりたち
  34. ^ 漢字のシーラカンスより抜粋。
  35. ^ 『NHKスペシャル 中国文明の謎第2集 漢字誕生 王朝交代の秘密』2012年
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  37. ^ a b c 藤堂(上)1986、p.6-9 漢字の増殖
  38. ^ 藤堂(上)1986、p.12-15 権力と行政
  39. ^ a b c d e f 藤堂(上)1986、p.19-21 権力と行政
  40. ^ 『総合百科事典ポプラディア第三版』(第1刷)正誤表 訂正4巻”. ポプラ社. 2022年1月24日閲覧。
  41. ^ 藤堂(下)1986、p.261-262 ばかげた筆順の強制
  42. ^ a b 漢字の「正しい筆順」存在しないのに… 教科書に掲載、入試に出題されることも|漢字学習 どこまで必要?|朝日新聞EduA
  43. ^ 「右」と「左」の一画目はどれか…じつは「正しい書き順はこの世に存在しない」という衝撃的事実 中学受験ではほぼ出題されないが子供にはきちんと覚えさせるべき理由 (2ページ目)”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン). 2024年3月9日閲覧。
  44. ^ 藤堂(下)1986、p.263 誤った字形教育



漢字(かんじ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 17:24 UTC 版)

彩雲国物語の用語」の記事における「漢字(かんじ)」の解説

識字率は低い方で、商家ならともかく庶民知らない者が多い。紫劉輝によると常用漢字あるらしい。玖と九がそれぞれ人名に出るなど、新旧字体混在している。読み現実音読みが多いが、櫂瑜様に訓読みや、蘇芳蘇芳様に慣例読みの例もある。

※この「漢字(かんじ)」の解説は、「彩雲国物語の用語」の解説の一部です。
「漢字(かんじ)」を含む「彩雲国物語の用語」の記事については、「彩雲国物語の用語」の概要を参照ください。

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漢字

出典:『Wiktionary』 (2021/06/30 09:33 UTC 版)

名詞

かんじ

  1. 中国発祥表意文字表語文字とする学説もある)の一種また、その造字に従って日本朝鮮作られ文字含めていう。漢字は中国周辺国伝わり、現在でも日本語朝鮮語表記一部使われる日本語においては、漢字の読み方音読み呉音漢音宋音唐音慣用音)と訓読み分かれる日本作られたものは国字という。

発音(?)

  • カ↗ンジ
  • IPA: /kandʑi/

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