湖西道路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 07:26 UTC 版)
湖西道路(こせいどうろ)は、滋賀県大津市荒川から同市下阪本に至る延長約16.7 kmの自動車専用道路。事業着手は1978年(昭和53年)で、総工費は158億円。 1986年(昭和61年)6月25日、日本道路公団が管理する一般有料道路として供用を開始したが、割高感(全線で普通車830円)から利用が低迷したこともあり、国は2005年(平成17年)3月25日、公団民営化を契機に178億円(うち滋賀県が62億円を負担)で買収し、2005年8月1日0時より通行料が無料となった。 無料開放後は、以前から慢性的な渋滞が発生している国道161号から流入する車両が急増したが、暫定2車線のため、特に休日には上下線とも仰木雄琴ICを先頭に渋滞が発生するほどになっている。また、無料開放後は全線で追い越し禁止とされたが、正面衝突事故が多発しているため2008年(平成20年)4月、仰木雄琴IC - 真野IC間の上り線に「ゆずり車線」が設置された。さらに、渋滞が多発しているため、2015年(平成27年)度に真野IC - 坂本北ICを4車線化することが決定した。同区間の開通は2025年(令和7年)秋を予定している。 陸上距離 : 16.7 km 開通年 : 1986年(昭和61年) 起点 : 大津市荒川 終点 : 大津市下阪本 沿革 1986年(昭和61年)6月25日 : 志賀IC - 仰木雄琴IC(延長13 km)が開通する。 1988年(昭和63年)3月23日 : 仰木雄琴IC - 坂本北IC(延長3.7 km)が開通する。 1996年(平成8年)4月1日 : 西大津バイパスの全線開通により、湖西道路と直接行き来できるようになる。このとき、坂本3丁目付近に設置されていた暫定的なインターチェンジは閉鎖・撤去される。 2005年(平成17年)8月1日 : 湖西道路が無料開放される。 2007年(平成19年)1月 : 和迩ICのフルIC化工事に着手。 2009年(平成21年)3月30日 : 和迩ICのフルIC化工事が完了し、供用開始。 2015年(平成27年)8月4日 : 和迩ICそばに道の駅妹子の郷が完成。 2025年(令和7年)秋 : 真野IC - 坂本北IC(延長6.6 km)が暫定2車線から完成4車線となる予定。
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