清新体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/03/11 05:26 UTC 版)
清新体(派)(せいしんたい(は)、Dolce Stil Novo, ドルチェ・スティル・ノーヴォ)とは、13世紀イタリアの重要な文学運動のこと。シチリアやトスカーナの詩に影響を受け、「愛(Amore)」をメインテーマとした。「精神の気高さ(Gentilezza)」と「愛」は確かにこの時代の主要作品のトポスであった。最初に「清新体」という言葉を使ったのはダンテ・アリギエーリである(『神曲』煉獄篇第24歌)。ダンテは煉獄に着いた時、13世紀のイタリアの詩人ボナジェンタ・オルビッチアーニ(Bonagiunta Orbicciani)と出会う。ボナジェンタはダンテに、ダンテとグイド・グイニツェッリ(Guido Guinizelli)、グイド・カヴァルカンティ(Guido Cavalcanti)が「新体(stil novo)」という新しいジャンルを創ったと語る。「清新体」の先駆けはジェノヴァ人Lanfranc Cigalaといったトルバドゥールたちのプロヴァンス語の作品の中に見つかる。「新体」派の芸術家たちはstilnovistiと呼ばれた。
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