実用日本語表現辞典 |
「淀みなく」の用例一覧
岸田國士 戯曲集『鴉』の印象 (青空文庫)
の姿の中に自分自身の姿を見出して束の間の夢を破られるといふ筋——これはたしかに面白い話である。しかし、なかなか纏めるのに六ヶ敷い場面だ。例によつて周到な舞台技巧が用ゐられ、さのみ淀みなく筋が運ばれてはゐるが、そして、一応、心理の屈折は描かれてゐるが、まだ...
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伊藤左千夫 奈々子 (青空文庫)
氣分が惡く休み居つたが子供達の姿が暫く目を離れたので、臺所に働き居る姉達に、子供達はどうしてゐると問うた。姉は淀みなく三人が一所に面白さうに遊んでゐますとの答に、妻は安心して休み居つた。それから少し過ぎてお兒が一人上つてきて、母ちやん乳いと云ふのに、又奈...
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岡本綺堂 半七捕物帳 三つの声 (青空文庫)
はしずかに云い出した。「早速だが、おかみさん、あの朝、一番さきに戸を叩いたのは確かに平七の声だったな」 「はい。庄さん、庄さんと呼んだだけでしたが、たしかに平さんの声でございました」と、お国は淀みなく答えた。 「二度...
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