陸軍悪玉論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/27 22:36 UTC 版)
陸軍悪玉論(りくぐんあくだまろん)とは、大日本帝国陸軍に第二次世界大戦にかけての日本の軍国主義化、日中戦争(支那事変)の拡大、国際政治における孤立、および太平洋戦争(大東亜戦争)の開戦と敗戦の全責任があるという主張。これに関連して大日本帝国海軍が歯止めとなり、太平洋戦争開戦についても消極的であったとする見方の海軍善玉論(かいぐんぜんだまろん)も主張される。
- ^ 。また、少尉に任官しても甲種幹部候補生や特別操縦見習士官出身の予備役将校は、士官候補生(陸軍士官学校・陸軍航空士官学校)出身の現役将校よりも教育期間は短く質が劣るとされていたため、部隊において部下である古参の兵や下士官から舐められてしまう傾向があった。
- ^ 四等水兵として入団し、下士官を経た叩き上げの特務士官として終戦を迎えた坂井三郎は、著書『零戦の真実』等で兵学校出身士官の態度や士官と下士官の待遇差別について特に批判を行っている。
- ^ 日本国際政治学会太平洋戦争原因研究部 『太平洋戦争への道』全7巻、朝日新聞社、1962-1963年。
- ^ 庄司潤一郎 「“戦史叢書”における陸海軍並立に関する一考察―“開戦経緯”を中心として」『戦史研究年報』12号、防衛研究所、2009年、18頁。
- ^ 『指揮官と参謀 - コンビの研究』文春文庫、1992年
- ^ 戦没者230万人:兵士を「駒」扱い 愚劣な軍事指導者たち 半藤一利さんインタビュー 2014年8月15日閲覧
- ^ 戦史叢書87巻 陸軍航空兵器の開発・生産・補給 458頁
- ^ 水中音響伝播の調査 - 西村式豆潜水艇ホームページ(Googleインターネットアーカイブ)
- ^ レーダおよびソナーの開発
- ^ 新保勇「"沼津技研"の回想」『海 オキシーテック ニュースレター 13号』オキシーテック、1995年、10-11頁
- ^ 栗林忠道の総括電報
- 1 陸軍悪玉論とは
- 2 陸軍悪玉論の概要
- 3 海軍との差異の実態
- 4 脚注
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