浜岡原子力発電所
別名:中部電力浜岡原子力発電所、浜岡原発
静岡県の最南端に位置する御前崎市にある原子力発電所。中部電力が保有している。原子炉のタイプは沸騰水型原子炉(BWR)、および改良型沸騰水型原子炉(ABWR)。
原子炉は1号機から5号機まであり、うち1号機と2号機は2009年に運転終了、3号機は2010年11月以降2011年5月現在まで定期点検中となっている。
浜岡原子力発電所は、いわゆる「東海地震」の想定震源域の中に位置しており、また、事前調査で安全と判断されているものの、敷地内には「H断層系」と呼ばれる4本の断層が存在するなど、地震に対する不安材料がいくつか指摘されている。
2011年3月には、東北地方における東日本大震災の発生を受けて、浜岡原発でも新たに防潮堤を設け津波被害に備える計画が立案されていた。また、2011年5月6日に政府側から浜岡原子力発電所の全ての原子炉を停止するよう要請を受け、5月9日、中部電力は要請を受け入れて全炉を停止することを決定した。
関連サイト:
中部電力 | 浜岡原子力発電所
はまおか‐げんしりょくはつでんしょ〔はまをか‐〕【浜岡原子力発電所】
浜岡原子力発電所
(浜岡原発 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/16 03:39 UTC 版)
浜岡原子力発電所(はまおかげんしりょくはつでんしょ)は、日本の静岡県御前崎市にある中部電力唯一の原子力発電所。1号機から5号機まで5つの発電設備があるが、1号機と2号機は2009年1月に運転を終了した。敷地面積は160万m2(東西1.5km、南北1km)で、PR施設である浜岡原子力館が併設されている。
注釈
- ^ 4号機の基本仕様は3号機とほぼ同じだが、湿分分離加熱器の採用で出力を若干上げている。
- ^ 国内の原子力発電所単体では最大出力。
- ^ 冷却水温度により電気出力が若干変動するため掲載
- ^ 震度は1996年まで運用された旧気象庁震度階級に基づいており、かつ1978年の計測震度の算出式制定前である。1996年の改正では計測震度の算出式も改められ、被害状況による判定も取りやめとなっている。そのため、昔の技術文献を読む際にはこれらの点に注意する必要がある。
- ^ 静岡新聞取材班によれば、免震化工事では縦方向の震動には対応が出来ないため、縦揺れの対策工事も必要となったという。
- ^ なお非常用電源設備は1階にある。
- ^ 工事前に1981年耐震基準による基準地震動S2(600Gal)への耐震性を確認済[62]。
- ^ 応答加速度とは地震動が建物に作用した際、建物の固有周期ごとにどのような応答(揺れ)になるかを表した加速度応答スペクトルを用いて評価したグラフであり、横軸が周期、縦軸が応答加速度(Gal)で示される[84]。
- ^ アスペリティーについては2000年代の地震学の参考書ではよく触れられるものだが、本発電所に絡めたものでは次のように説明されている。大地震の震源の中でも、通常は地盤が強く固着し、地震時に周囲の震源域に比較し特に大きなすべりを起こして大きな地震波を発生させる領域と説明されている[111]。
- ^ なお、この点について中部電力は取水施設の耐震性や「敷地内には地震に伴って変位・変形を生じるような断層等は存在しないことを確認している」ことを根拠に取水トンネル破壊に否定的である[119]。
- ^ 『浜岡原発の危険! 住民の訴え』(2011/5/19日)の復刊の際には「完成まで2年から3年かかる高さ15Mの防潮提を作らせてはならない。それが完成すればまた原発の再開が取りざたされる懸念が残るからだ。」という謳い文句が付けられている。
出典
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「浜岡原発」の例文・使い方・用例・文例
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