河越経重とは? わかりやすく解説

河越経重

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/26 09:16 UTC 版)

河越 経重(かわごえ つねしげ)は、鎌倉時代中期の武蔵国河越館の武将。鎌倉幕府御家人河越泰重の嫡男。




注釈

  1. ^ 得宗家は本来ならば将軍の下で一御家人という立場にありながら、烏帽子親関係による一字付与を利用して、他の有力御家人を統制したことが指摘されており、地域棟梁格の有力御家人であった秩父氏[1]嫡流である河越氏もその統制下にあった。その統制の主体である烏帽子親、すなわち有力御家人が一字を賜る相手が将軍から得宗家へ移行したという見解も示されており[2][3](詳細は北条氏#北条氏による一字付与についてを参照)、泰重北条泰時経重北条経時宗重北条時宗貞重北条貞時高重北条高時から一字を拝領したと考えられる[4]

出典

  1. ^ 菱沼一憲『中世地域社会と将軍権力』汲古書院、2011年。
  2. ^ 角田朋彦「偏諱の話」『段かづら』三・四合併号、再興中世前期勉強会、2004年、 21頁。
  3. ^ 山野 2012, p. 163.
  4. ^ 紺戸 1979, p.15系図・p.18-19.


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