河東節浄瑠璃
名称: | 河東節浄瑠璃 |
ふりがな: | かとうぶしじょうるり |
芸能工芸区分: | 芸能 |
種別: | 音楽 |
認定区分: | 各個認定 |
指定年月日: | 1994.06.27(平成6.06.27) |
解除年月日: | |
指定要件: | |
備考: | |
解説文: | 河東節は、三味線音楽の一種で、江戸で始まった肥前節【ひぜんぶし】、半太夫節【はんだゆうぶし】などの流れをくみ、十寸見河東【ますみかとう】が享保二年(一七一七)に江戸で語り始めた。初世没後、門弟が河東の名を継承し、三世から六世にかけての六〇年ほどの間に最も隆盛し、歌舞伎音楽として劇場で語られ、後に座敷浄瑠璃として御家人や通人などの間に受け入れられた。 大正八年(一九一九)頃から一中節【いつちゆうぶし】、宮園節【みやぞのぶし】、荻江節【おぎえぶし】とあわせて古風な三味線音楽として古曲【こきよく】と総称されるようになり、さらに昭和三十七年(一九六二)には財団法人古曲会が設立され、ともにその伝承がはかられて現在に至っている。 河東節は、京都の一中節、大阪の義太夫節に対して江戸を代表するもので、その特色は江戸風の渋味と温雅さ、格調の高さにあるとされ、芸術上特に価値が高く、また芸能史的にも重要な地位を占めるものである。 |
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