河庄とは? わかりやすく解説

河庄

読み方:カワショウ(kawashou)

初演 天明1.6(江戸・中村座)


心中天網島

(河庄 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/26 05:06 UTC 版)

心中天網島』(しんじゅう てんの あみじま)は、近松門左衛門作の人形浄瑠璃1720年享保5年)12月6日、大坂竹本座で初演[1]。全三段の世話物




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河庄

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心中天網島」の記事における「河庄」の解説

『河庄』は初代中村鴈治郎当り役であった初代實川延若中村宗十郎演じた治兵衛自分なりに工夫して作り上げたのである頬かむりをしての花道の出絶品とされ、岸本水府は「頬かむり中に日本一の顔」という有名な句に残している。和事エッセンス凝縮しており、二代目治郎、当代藤十郎へと伝えられ大阪成駒屋お家芸玩辞楼十二曲)の一つとなっている。 『河庄』における初代治郎の素晴らしさは、大阪はもちろん東京の好劇家をも魅了した1905年明治38年歌舞伎座の上演ではあまりの評判2日日延べしたほどであった新派花柳章太郎治兵衛演じようと独自の工夫考えたが、「あの花道の出だけはどうしても治郎から離れられない[要出典]」と脱帽し六代目尾上菊五郎は、荒事風に足を割って足をにじらせる演技見て「あのギバの足の運び真似できねえ[要出典]」と歎息した。 『河庄』には孫右衛門お庄という脇役大きな役割占めている。孫右衛門町人であるが侍に変装している。その不自然さ滋味に富む演技求められ戸板康二は「じっと脇役として自分をおさえつつ、主役治兵衛思うまま働かせるのである。これは、実力のよほど要ることなのである。」とその難しさ評している。 初代治郎には二代目中村梅玉七代目市川中車が、二代目治郎には十三代目片岡仁左衛門八代目東三五郎 、現藤十郎には十七代目市村羽左衛門十二代市川團十郎など腕達者役者つきあったお庄は「封印切」のおえんとともに歌舞伎代表的な花街女将花車方という役柄)である。情けがあり色気の漂う雰囲気求められる近年では十三代目片岡我童十四代目片岡仁左衛門)が得意としていた。

※この「河庄」の解説は、「心中天網島」の解説の一部です。
「河庄」を含む「心中天網島」の記事については、「心中天網島」の概要を参照ください。

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