河内源一郎

焼酎・泡盛用語集

河内源一郎（かわちげんいちろう）

明治一六～昭和二三年。鹿児島税務監督局鑑定官時代、腐造することの多かった黄麹菌（きこうじきん）による焼酎つくりを、沖縄の泡盛菌（黒麹菌）を使用するつくりへと業界を指導。この方法は大正初期に急速に普及し、品質の向上、収得量の増加に大きく寄与した。大正七年、泡盛菌から白色変異株（白麹菌）の分離に成功。後に河内菌と呼ばれるこの変異株は衣服を汚さないこともあって、現在では沖縄以外の本格焼酎はほとんどこの麹菌でつくられている。昭和六年退官し、焼酎用種麹の製造販売業に転身した。

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河内源一郎

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河内 源一郎（かわち げんいちろう、1883年4月30日 - 1948年3月31日）は、日本の官僚、科学者、実業家。 「河内菌」の発見により焼酎の品質を飛躍的に向上させた近代焼酎の父。広島県深津郡吉津村（現・福山市吉津町）生まれ。