ぼっしゅう‐じあい〔ボツシウじあひ〕【没収試合】
没収試合
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没収試合(ぼっしゅうじあい)、あるいは フォーフィッテッドゲーム(英: Forfeited game)とは、スポーツの試合において一方のチームに起因する何らかの事情により試合の開始又は続行が困難となった場合、あるいは試合の結果に影響を及ぼすような重大な違反行為があった場合に、起因となった側のチームを自動的かつ強制的に敗戦扱いとする試合のこと。試合の開始・続行を一方のチームが放棄したとして放棄試合(ほうきじあい)と称することもある。トーナメント戦の場合、試合を行わずに勝敗を決することから不戦勝(又は不戦敗)と称することもある。
注釈
- ^ 当時監督兼選手で、この試合にも二塁手として出場しており、問題となった打球も黒田に近い位置で見ていた。
- ^ この当時、大阪タイガースの本拠地球場である阪神甲子園球場には夜間照明設備が設置されていなかったため、南海ホークスの本拠地球場である大阪球場を借用する形でナイトゲームとして行われた。
- ^ これは自らが矢面に立って連続試合出場を続けていた藤村へのペナルティを回避するためだった。
- ^ 江藤は社会人の日鉄二瀬時代から濃人と師弟関係にあり、江藤のロッテ入団も濃人の招聘によるものだった。
- ^ 直島は香川県に属するが、島内に高校がなく、距離の近い岡山県への越境入学が認められている。詳しくは岡山県立玉野高等学校を参照のこと。
- ^ 7イニング制で行われるため。
- ^ 例えば2018年の北海道サッカーリーグでは、棄権が発生した場合の得点の扱いを0-5としており[48]、北海道胆振東部地震の影響で1試合を出場辞退したトヨタ自動車北海道サッカー部が0-5の敗戦扱いを受けている[49]。
- ^ 日本サッカー協会 (JFA) の「サッカー選手の登録と移籍等に関する規則」では「選手は、同期間中に同じ国内選手権(リーグ戦は除く)又はカップ戦において2チーム以上のために公式試合に出場してはならず、個々の競技会規則を遵守しなければならない」という条項があり、これに違反したことになる。
- ^ 本件については、浦和が処分内容が不当であるとしてJFA不服申立委員会へ異議を申し立てたが、異議申し立てに該当する「懲罰決定に影響を与える事実の誤認や規程の適用に誤りがある場合」の要件を満たさないとして却下された[56]。なお、当該試合のマッチコミッショナーである髙林敏夫に対しては、マッチコミッショナーが行うべきエントリーチェックの業務を怠り、民法上の善管注意義務違反に相当するものとして、無期限の試合割当停止処分としている[57]。
- ^ 元々は2023年12月にサウジアラビアで開催予定だったが、トルコ建国100周年の年に国外でスーパーカップを開催することに両チームが反発し[64][65]、意趣返しとして試合当日に初代トルコ大統領・ムスタファ・ケマル・アタテュルクが描かれたTシャツを着用しようとしたところサウジアラビア政府が政治的スローガンの禁止を理由にこれを拒否したことから延期となっていた[66]。
出典
- ^ 没収試合の防止に向けて (PDF) - 日本アマチュア野球規則委員会(麻生紘二委員長)、平成19年2月13日。
- ^ “広島大会準決勝で没収試合めぐり79分中断”. スポニチ
- ^ a b 当時は戦後すぐの食糧事情の厳しい状況下で、かつ宿に食糧を持ち込まないと宿泊ができなかったため、食糧の調達を容易にするために球場近くではなく、敢えて郊外に宿を取ることも珍しくなかった。また、市外通話をする場合は一度電話局を呼び出した上で交換手の連絡を待っていなくてはならず、現在よりずっと時間を要した。一般家庭には電話はそれほど普及しておらず、もちろん携帯電話などはなかった。
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没収試合
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「全国高等学校野球選手権大会に関するエピソード」の記事における「没収試合」の解説
地方大会ではときおり没収試合が起こっている。試合開始時もしくは試合中に9人の選手を出場させることができなくなり、没収試合となる例が多い。詳しくは放棄試合(日本高校野球)参照。
※この「没収試合」の解説は、「全国高等学校野球選手権大会に関するエピソード」の解説の一部です。
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