江戸城無血開城とは? わかりやすく解説

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江戸開城

(江戸城無血開城 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 15:27 UTC 版)

江戸開城(えどかいじょう)は、江戸時代末期(幕末)の慶応4年(1868年)3月から4月(旧暦)にかけて、明治新政府軍東征大総督府)と旧幕府徳川宗家)との間で行われた、江戸城の新政府への引き渡しおよびそれに至る一連の交渉過程をさす。江戸城明け渡し(えどじょうあけわたし)や江戸無血開城(えどむけつかいじょう)、江戸城無血開城(えどじょうむけつかいじょう)ともいう。徳川宗家の本拠たる江戸城が同家の抵抗なく無血裏に明け渡されたことから、同年から翌年にかけて行われた一連の戊辰戦争の中で、新政府側が大きく優勢となる画期となった象徴的な事件であり、交渉から明け渡しに至るまでの過程は小説演劇テレビドラマ映画などの題材として頻繁に採用される。





江戸城無血開城

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 02:19 UTC 版)

戊辰戦争」の記事における「江戸城無血開城」の解説

詳細は「江戸開城」を参照 駿府進軍した新政府3月6日(同3月29日)の軍議江戸城総攻撃を3月15日とした。しかし条約諸国戦乱貿易悪影響となることを恐れイギリス公使ハリー・パークス新政府江戸攻撃・中止求めた新政府維持には諸外国との良好な関係が必要だった。また武力用いた関東平定には躊躇する意見があった。江戸総攻撃中止とする命令周知された。 恭順派として旧幕府全権委任され陸軍総裁勝海舟は、幕臣山岡鉄舟東征大総督府下参謀西郷隆盛使者として差し向けて会談西郷より降伏条件として、徳川慶喜備前預け武器軍艦引渡し伝えられた。西郷3月13日(同4月5日)、高輪薩摩藩邸に入り同日から勝と西郷の間で江戸開城交渉が行われた。なお交渉した場所は諸説あり、池上本門寺東屋でも記録残っている。翌日3月14日(同4月6日)、高輪薩摩藩邸で勝は「慶喜隠居の上水戸にて謹慎すること」「江戸城明け渡しの後、即日田安家預けること」等の旧幕府としての要求事項伝え西郷総督府にて検討するとして15日総攻撃中止となった結果4月4日 (旧暦)(同4月26日)に勅使先鋒総督橋本実梁、同副総督柳原前光)が江戸城入り、「慶喜水戸にて謹慎すること」「江戸城尾張家預けること」等とした条件勅諚として伝え4月11日(同5月3日)に江戸城無血開城され、城は尾張藩武器肥後藩監督下に置かれることになった同日慶喜水戸向けて出発した4月21日(同5月13日)には東征大総督である有栖川宮熾仁親王江戸城入城し江戸城新政府支配下入った

※この「江戸城無血開城」の解説は、「戊辰戦争」の解説の一部です。
「江戸城無血開城」を含む「戊辰戦争」の記事については、「戊辰戦争」の概要を参照ください。

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