永住外国人の地方参政権とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 政治 > 政治活動 > 参政権 > 永住外国人の地方参政権の意味・解説 

永住外国人の地方参政権(えいじゅうがいこくじんのちほうさんせいけん)

地方選挙における永住外国人選挙投票権

国政レベルでの選挙はもちろん、地方自治体の首長地方議会議員を選ぶ選挙でも、日本国籍をもつことを有権者要件としている。したがって日本での永住許可得た外国人場合納税の義務はあるのに参政権認められていない

一方ヨーロッパでは、永住外国人の地方参政権が導入されている。例えば、1975年スウェーデンいち早く採用したまた、デンマークオランダなどがあとに続いている。

日本でも1993年大阪府岸和田市外国人の参政権を国に求め決議を行うなど、この問題取り組む自治体出てきた。しかし、日本国籍のない外国人地方選挙での投票権認めるには、公職選挙法改正しなければならず、国会での議論がどうしても必要である。

外国人地方参政権付与については、賛否両論がある。反対論根拠は、国民固有の権利であるはずの参政権外国人認めるのは憲法に違反するという点である。

憲法学者の間でも、これまで参政権付与消極的な考え方主流占めていた。ところが最近になって、むしろ地方参政権認めるほうが地方自治の本旨にかなうのではないかという意見移りつつある。

最高裁判所は、1995年2月28日法律永住外国人地方参政権認めて憲法問題はないという司法判断下し法制化への道を残した。つまり、立法機関である国会判断任せたわけである。

(2000.09.23更新





永住外国人の地方参政権と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「永住外国人の地方参政権」の関連用語

永住外国人の地方参政権のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



永住外国人の地方参政権のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
時事用語のABC時事用語のABC
Copyright©2024 時事用語のABC All Rights Reserved.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS