水苔

デジタル大辞泉

みず‐ごけ〔みづ‐〕【水^×蘚／水^×苔】

読み方：みずごけ

ミズゴケ科の蘚(せん)類の総称。日本では約40種が知られ、高山や北日本の湿地に生え、長年の間に高層湿原をつくる。高さ5〜15センチ、淡緑色で、茎から数本の枝が束生して葉をつける。葉は吸水力が大きく、園芸の保水材に利用し、ピートモスともいう。

らん用語集

水苔

洋ランの代表的なコンポスト（植え込み材料）。蘚類の一群の総称。
（Sphagnum　Moss）
ニュージーランド産のものが、太くて長く良質だといわれる。乾燥させて市販されているので、軽く湿らせてから使用する。AA，AAA，AAAAなどの等級がある。

水苔の長所	①保水力に優れる。 ②通気性に優れる。 ③植え込む硬さで保水力を調節できる。 （硬く植えると乾きやすく、軟らかく植えると乾きにくい） ④安全度が高い。
水苔の短所	①腐敗しやすいので、１～２年で植え替えなければならない。 ②植え替え作業に時間がかかる。 ③極端に乾燥する（ｄｒｙ　out）と吸水しにくくなる。

植物名辞典

水苔

読み方：カワナ（ｋａｗａｎａ）

カワナグサの別称。
淡水藻類の古名

水苔

読み方：ミズゴケ（ｍｉｚｕｇｏｋｅ）

ミズゴケ科のコケの総称

ウィキペディア

ミズゴケ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/08/08 05:03 UTC 版)

ミズゴケ属（みずごけぞく、学名：Sphagnum）は、ミズゴケ綱ミズゴケ科に分類されるコケ植物の1属。多孔質の植物体を形成し、多量の水を含むことができる。世界では約150種、日本では47種が分類されている。