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水戸黄門外伝 かげろう忍法帖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/17 09:48 UTC 版)
(かげろう忍法帖 から転送)
| ドラマ |
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関連項目
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『水戸黄門外伝 かげろう忍法帖』(みとこうもんがいでん かげろうにんぽうちょう)は、1995年5月22日から9月4日までTBS系列の「ナショナル劇場(現・パナソニック ドラマシアター)」枠で放送された日本のテレビドラマ。
2005年12月にタキコーポレーションよりDVD-BOXが発売された。
目次 |
概要
お馴染み『水戸黄門』の登場人物の一人であるくノ一・かげろうお銀を主役に配したスピンオフ作品。本編の第23部と第24部の橋渡し的なストーリーであるが、あくまでも「外伝」であり『水戸黄門』本編のシリーズナンバーにはカウントされていない。第1話では当時の水戸光圀役・佐野浅夫ら、『水戸黄門』本編の人物が登場しており、パラレルワールド的な演出がなされている。
かげろうお銀は本編で毎回のように入浴シーンがあったことで知られるが本作でもその路線は健在であり、お銀や配下のくノ一たちがお色気で悪党を陥れるシーンが本作の売りになっている。テレビ時代劇としては映像面に趣向を凝らしており、忍法を使うシーンではCGやモーフィングを駆使した派手な演出が多用されている。オープニング(ブラックバックに白い紙吹雪を散らすもの)でも彼女らの忍術シーンが登場する。
本作は『水戸黄門』本編のように一つの旅程を連続して追う形式にはなっておらず、各エピソードは独立しており特に信濃国を舞台とするエピソードが全16話中4話と多い点も特徴である。
本作で『水戸黄門』本編の印籠に相当するのは光圀の直筆書状で、事件のクライマックスにお銀が大名や城代家老・奉行らの寝所に参じて書状を見せ、悪事の証拠を提示して悪党への裁きを求めると言うものになっている。
CS放送では2010年にホームドラマチャンネルで放送されたのちに、2011年にTBSチャンネルで放送され、2012年3月28日から4月30日まではBS-TBSでも放送されていた。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
第1話のあらすじ
水戸老公一行の諸国漫遊の旅を終えたくノ一・かげろうお銀は、久々に暇をいただき故郷の大和国・月ヶ瀬村への帰路を急いでいた。月ヶ瀬ではお銀の祖父で伊賀忍・藤林一門の頭領である藤林無門が薬を作り、配下のくノ一たちが薬の行商をしながら平和に暮らしていた。
ところが、大和郡山藩十二万石に大事が勃発。次席家老・黒柳監物の讒訴(ざんそ)により国家老・津坂長左衛門が蟄居謹慎、病床にある藩主・本多忠常の病気平癒と称して黒柳が祈祷師を呼び薬湯を飲ませているが、その薬湯と御典医・宮内玄朴が調合する薬にからくりがあった。薬に南蛮渡来の毒物・砒素を混入することにより藩主を殺害し、正嫡鶴千代に代わりお尚の方が黒柳と通じて出来た子・菊丸を世継ぎにと企んでいたのである。
その監物が唯一恐れるのが水戸老公。お銀を通して光圀の耳に入るのを恐れた次席家老の黒柳は、根来の抜忍・どくろ党の宇陀羅坊に無門を襲撃させ、無門は宇陀羅坊の凶弾を受け絶命。飛猿の報せにより水戸の西山荘でこの一件を知った光圀は急遽、助さんと格さんを大和へ向かわせた。
お銀はくノ一たちを従え横笛小太郎、名張の翔、飛猿、そして助さんと格さんらの協力を得てどくろ党を滅ぼし、見事に祖父の仇を討つ。そして、助さんと格さんは光圀に託されたある物をお銀に渡す。それは、光圀が書いた諸国の大名に宛てた書状であった。
此者 長年に渡り 我が身辺に 仕える者也
此書面 差し出したる時 此者の言ハ 水戸光圀の 言と思ひ
真摯に対処 致される様 願ひ上げ候
そして「これまでの諸国漫遊で諸大名の政を見て悪を正してきたが、今回の大和郡山藩の内紛のように、目の届かないところが随所にある。自分に代わり、お銀を頭に藤林一門に悪を正す力を貸してほしい」との光圀からの伝言を受けたお銀は光圀の願いを快諾。
かくして、お銀率いるかげろう組の世直し旅が始まったのであった。
主要登場人物
「水戸黄門 (パナソニック ドラマシアター)の登場人物一覧」も参照
かげろう組
- かげろうお銀(由美かおる)
- 伊賀忍・藤林無門の孫娘。祖父の仇・どくろ党を滅ぼした後、光圀の書状を携え頭領としてかげろう組を率い、世直しの旅に出る。「黄門」本編では見られない変身術を使う。
- 伽羅(中野みゆき)
- かげろう組のくノ一でサブリーダー格。剃刀が武器。香気で男を惑わせる。赤の戦闘服を着用。
- 蛍(羽田恵理香)
- かげろう組のくノ一。忍法・蛍火で悪党を幻惑する。上田では鉢屋賀麻の妖術・鬼蜘蛛に操られて危機に陥った。桃色の戦闘服を着用。
- 朧(鈴木奈穂)
- かげろう組のくノ一。手裏剣が武器。悪党の謀議を察知し、伝書鳩でお銀に知らせる。くの一では唯一の怪力の持ち主。緑の戦闘服を着用。
- 茜(吉井丈絵)
- かげろう組のくノ一。山吹色の戦闘服を着用。梓・楓と行動を共にすることが多い。
- 梓(彩木優花)
- かげろう組のくノ一。青みがかった紫色の戦闘服を着用。茜・楓と行動を共にすることが多い。
- 楓(稲村友紀)
- かげろう組のくノ一。濃緑の戦闘服を着用。茜・梓と行動を共にすることが多い。
- 繭(浅井星光)
- かげろう組のくノ一。深紫色の戦闘服を着用。茜・梓・楓と行動を共にしているが、出番は他の3名より少ない。
- 胡蝶(細川ふみえ)
- 津和野で登場。乱心の藩主に捕らわれた娘たちを救うために城へ潜入し、忍法・胡蝶の舞で戦う。橙の戦闘服を着用。
- 桔梗(杉本彩)
- 相馬で登場。普段は尼僧を装う。鍼と桔梗の花が武器。紫の戦闘服を着用。
- 夢女(蜷川有紀)
- 諏訪と松山で登場。目から妖しい光を発し、幻覚を見せる。女郎屋から足抜けしようとした娘を連れ戻すといった非情な面もある。緑(諏訪)と紫(松山)の戦闘服を着用。
伊賀忍
- 藤林無門(佐野浅夫)
- お銀の祖父であり伊賀忍・藤林一門の頭領。大和郡山藩の内紛に巻き込まれ、根来抜け忍・どくろ党に襲われて宇陀羅坊の凶弾を受け絶命。
- 柘植(つげ)の飛猿(野村将希)
- お銀と同様に光圀に仕える伊賀忍。鍛え抜かれた肉体とそれを駆使した体術は本作でも健在である。
- 花火の又八(せんだみつお)
- 『水戸黄門』第16部・第17部に登場した煙の又平の弟。村では亡き兄に代わってくの一の世話役を一手に受けている。火薬の扱いは一流だが、酒と女に目がない。技はバズーカ状の火炎筒を使った花火の舞。事件発生の際に仲間に知らせる役目も行う。語尾に「ナハ!(演じるせんだの十八番のセリフ)」を付ける癖がある。旅の道中では蛍と共に行動する事が多い。
- 横笛の小太郎(中村橋之助)
- 伊賀の上忍・百地一門の跡取り。それ故に、お銀たちからは「小太郎様」と敬称を付けて呼ばれる。剣術と変装に長け、戦闘では忍法白波という水技を使う。お銀のいとこでもある。
- 名張(なばり)の翔(京本政樹)
- お銀と姉弟同様に育てられたクールで二枚目の伊賀忍。独楽や手ぬぐいを武器に戦う。後に『水戸黄門』第24部にも出演した。
- 卍の弥太平(左とん平)
- 人吉と佐渡で登場。右腕に彫られた「卍」の入れ墨を手裏剣のように飛ばし刺した相手を自由に操る幻術を使う。サイコロを武器代わりに使うこともある。
その他
- 水戸光圀(佐野浅夫)※二役
- 第1話のみゲスト出演だが、物語の終盤ではお銀が大名や城代家老・奉行らの寝所に参じて光圀の書状を見せる場面で声のみ出演する。
- 佐々木助三郎(あおい輝彦)
- 第1話のみゲスト出演。飛猿の報せを受け、格さんと共にお銀の許へ駆け付ける。
- 渥美格之進(伊吹吾郎)
- 第1話のみゲスト出演。飛猿の報せを受け、助さんと共にお銀の許へ駆け付ける。
- うっかり八兵衛(高橋元太郎)
- 第1話のみゲスト出演。西山荘でお銀たちの身を案じている。
- ナレーション(杉山真太郎)
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- ^ 「世の悪人輩(あくにんども)よ覚悟しな!」は、番宣写真のキャッチコピーとして用いられ、作中ではお銀の決め台詞として使用されている。
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