比濁計とは? わかりやすく解説

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ひだく‐けい【比濁計】

読み方:ひだくけい

微粒子浮遊する懸濁液などの濁り度合い濁度)を測定する装置濁度計


比濁計

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/07 14:34 UTC 版)

比濁計ネフェロメーター、nephelometer[1])は、液体もしくは気体コロイド中の浮遊微粒子の濃度を測定する機器。光ビーム(ソースビーム)とソースビームの片側(多くの場合90°)に設置された光検出器を使用して浮遊微粒子を測定する。粒子の密度は、粒子から検出器に反射される光の作用である。特定の密度の粒子に対して反射する光の量は、ある程度粒子の形状、反射率などの特性に依存する。比濁計は既知の微粒子に合わせて較正され、環境因子(k因子)を用い適宜明るい色や暗い色のちりを補正する。K因子は空気サンプリングポンプの隣で比濁計を走らせ結果を比較することにより、使用者が決定する。市場には多種多様な研究グレードの比濁計とオープンソースがある[2]




  1. ^ "Nephelometer"という単語はギリシア語で雲を表すnephosに由来。cf. "nepheloid layer"(懸濁層)
  2. ^ Bas Wijnen, G. C. Anzalone and Joshua M. Pearce, Open-source mobile water quality testing platform. Journal of Water, Sanitation and Hygiene for Development, 4(3) pp. 532–537 (2014). doi:10.2166/washdev.2014.137 open access
  3. ^ ホルマジンは1926年の濁度測定の標準化に初めて使用された。
  4. ^ Reducing turbidity in chromic acid solutions, Zeller, III, Robert L.; Morgan, Russell J.; Rabbe, Gilbert D.; Fiscus, Donna R.; Wilkes, Jr., Richard L.; United States Patent 5034211, Filing date 1990-10-29, Publication date 1991-07-23
  5. ^ Florida Department of Agriculture and Consumer Services 2006 Codebook Chapter 5L-1: The Comprehensive Shellfish Control code


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