橘屋
橘屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/13 02:41 UTC 版)
お登勢が主人を務める、慶光寺門前にある宿。通常の宿も経営しているが、離婚を希望する駆け込み人(女性に限る)の身柄をいったん預かり、夫婦双方の主張を詳しく調べて、寺役人が裁断を下すための判断材料をそろえる御用宿も兼ねている。
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橘屋
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藤七(とうしち) 橘屋の番頭。年のころは物語開始時点で35,6歳。お登勢の片腕として、御用宿としての働きの最前線を担う。 お登勢が嫁入る前から橘屋を支えてきたが、その前(第12巻第1話の15年前)は丸太新道にある紙屋「山科屋」の手代だった。山科屋の一人娘おまきとは恋仲だったが、駆け込み事件の探索の最中、おまきと再会した。おまきは盗賊の頭の女となっており、藤七に次の盗みの情報を漏らしたため、裏切り者として殺されてしまう。 万吉(まんきち) 橘屋の小僧。店で走るのが一番早く、長屋にいる十四郎を呼び出すときの連絡係を務める。元は孤児で、浅草寺境内にいたところをお登勢に拾われた。第2巻第3話時点で10歳。 お民(おたみ) 15歳のころから橘屋の女中として働いている。第2巻第3話時点で18歳。万吉を弟のようにかわいがっているが、ついつい厳しい言い方をしてしまって喧嘩になることもある。 おたか 橘屋の仲居頭。橘屋で働く女衆の中で最年長であり、15人の仲居、5人の女中、さらに繁忙期に臨時雇いする女たちを束ねている。 お松(おまつ) お登勢が経営する水茶屋「三ツ屋」の帳簿を任されている。慶光寺関係者が座敷に上がった際には、自分で接待する。 ごん太(ごんた) 回向院御開帳で、大道芸を行なって人気を博した柴犬。ある事件に巻き込まれて主人である寅次が殺されたため、その事件に関わった橘屋で飼うことになった。主に、万吉が世話をしている。 非常に賢く忠実で、単なる番犬ではなく、伝言をどこかに届けたり、人を呼んできたり、用心棒のように関係者を守ったりするなど、御用宿橘屋にとって無くてならない働き手となった。 徳兵衛(とくべえ) お登勢の夫。第1巻の3年前に病気で亡くなった。雲慶寺に墓がある。祭り太鼓の名手だった。 鶴吉(つるきち) 橘屋の若い衆。 伊勢吉(いせきち) 橘屋の若い衆。藤七が探索の仕事を仕込んでいる。
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