権威に訴える論証
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/22 09:36 UTC 版)
権威に訴える論証(けんいにうったえるろんしょう、英: argument from authority, appeal to authority)とは、命題が真であることを立証するために、権威によって裏付ける帰納的推論の一つである。統計を利用した統計的三段論法の形をとることが多い[1]。権威がその主題に関しては専門ではなかったり、専門家の間でもその主題に関して意見が一致していない場合があり、権威に訴える論証は往々にして誤謬となる[1][2][3]。権威に訴える論証の逆は、発言者の権威の欠如などを理由にその主張を偽であるとする人身攻撃である。
- ^ a b Salmon, Merrilee H. (2006). Introduction to Logic and Critical Thinking (5th ed.). Mason: Wadsworth Publishing. pp. 118–9. ISBN 9780534626631
- ^ Gensler, Harry J. (2002). Introduction to Logic. New York: Routedge. pp. 333–4. ISBN 9780415996501
- ^ Baronett, Stan (2008). Logic (Annotated Instructor's ed.). Upper Saddle River: Pearson Prentice Hall. p. 304. ISBN 9780136152491
- 1 権威に訴える論証とは
- 2 権威に訴える論証の概要
- 3 形式
- 4 例
- 5 議論
- 6 権威に訴えない認識論
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