槲とは? わかりやすく解説

かしわ〔かしは〕【×柏/×槲/×檞】

読み方:かしわ

ブナ科落葉高木は短い柄をもち互生し倒卵形厚く、縁に波形鋸歯(きょし)がある。秋に落葉せず枯れたまま越年する。4、5月ごろ新葉とともに雌花雄花とをつける。実はどんぐりで、多数鱗片(りんぺん)からなる殻をもつ。若葉かしわ餅(もち)に用いられるかしわぎもちがしわ。

紋所の名。カシワかたどったもの。三つ柏抱き柏結び柏など種類が多い。

カシワ盛ったところから》上代飲食物を盛るのに用いた木の葉

髪長比売に大御酒(おほみき)の—をとらしめて」〈記・中〉


カシワ

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 07:48 UTC 版)

カシワ(柏[5]・槲[6]学名: Quercus dentata)は、ブナ科コナラ属落葉高木日本・朝鮮半島・中国の東アジア地域に分布しており、痩せ地でも生育し、海岸で群落になっているところもある。葉は、かつて料理を盛るために使われ、端午の節句の柏餅を包む葉としても知られる。でも葉が落葉せずに枝に残ることから、日本ではが宿る縁起木とされている。


  1. ^ a b c d e f g h 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Quercus dentata Thunb. カシワ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年1月30日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Quercus dentata Thunb. f. angustifolia (T.Ito) Hayashi カシワ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年1月30日閲覧。
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Quercus dentata Thunb. f. grandifolia (Koidz.) Kitag. カシワ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年1月30日閲覧。
  4. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Quercus dentata Thunb. f. erectisquamosa (Nakai) Hayashi カシワ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年1月30日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 田中潔 2011, p. 93.
  6. ^ a b c d e f g h i j k l 西田尚道監修 学習研究社編 2009, p. 101.
  7. ^ a b c d e f g 辻井達一 1995, p. 116.
  8. ^ a b 亀田龍吉 2014, p. 81.
  9. ^ a b c d e 亀田龍吉 2014, p. 80.
  10. ^ a b c d e f 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 230.
  11. ^ a b c d e f 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 144.
  12. ^ a b 辻井達一 1995, p. 118.
  13. ^ 林将之 2008, p. 20.
  14. ^ 庄内海岸の国有林”. 林野庁東北森林管理局庄内森林管理署. p. 51. 2022年4月25日閲覧。
  15. ^ a b c d 辻井達一 1995, p. 119.
  16. ^ モバイル道庁 道内観光情報・花・赤れんが庁舎前庭の植物・カシワ”. 北海道庁. 2016年11月25日閲覧。
  17. ^ a b アサマNEWSパートナーNo.199 (38)餅菓子の文化と微生物”. アサマ化成. 2022年11月30日閲覧。
  18. ^ 瀧井康勝『366日誕生花の本』日本ヴォーグ社、1990年11月30日、274頁。 
  19. ^ 辻井達一 1995, p. 117.
  20. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Quercus dentata Thunb. f. pinnatiloba (Makino) Kitam. et T.Horik. ホウオウガシワ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年1月30日閲覧。
  21. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Quercus x angustilepidota Nakai カシワコナラ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年1月30日閲覧。
  22. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Quercus x nipponica Koidz. ホソバガシワ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年1月30日閲覧。
  23. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Quercus x takatorensis Makino コガシワ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年1月30日閲覧。


「カシワ」の続きの解説一覧

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 04:09 UTC 版)

発音(?)


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