構成方程式とは? わかりやすく解説

材料の構成式

(構成方程式 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/28 05:11 UTC 版)

材料の構成式(ざいりょうのこうせいしき、: constitutive equation of materials)とは、物体を構成する物質の外的作用に対する応答特性を表現する関係式である。構成方程式は物質の特性を反映する関係式であるため、材料定数と呼ばれる物性量が必ず含まれている[1]。現実の物質は離散的な原子分子の集まりであるが、構成方程式はこれらの詳細には立ち入らず連続体として理想化した場合における物理量の間の関係を記述する。材料力学においては物質の力学的特性、すなわち、外力に対する変形を表現する応力-歪みの関係式が構成方程式と呼ばれる。より広くは電磁気的な関係まで含めて構成方程式と呼ばれるが、熱力学的な関係を含む場合は状態方程式と呼び分けられる。


  1. ^ 京谷孝史 著、非線形CAE協会 編『よくわかる連続体力学ノート』森北出版、2008年、211頁。ISBN 978-4-627-94811-2 
  2. ^ 北野 (2015)
  3. ^ Particle Data Group



構成方程式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 13:41 UTC 版)

ランキン・ユゴニオの式」の記事における「構成方程式」の解説

さらに、理想気体仮定から、 e = c v T a = γ p / ρ = γ R T {\displaystyle {\begin{aligned}&e=c_{v}T\\&a={\sqrt {\gamma p/\rho }}={\sqrt {\gamma RT}}\end{aligned}}} の関係がある。cv比熱、R は気体定数である。 以上の式から、ランキン・ユゴニオの式導かれる

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構成方程式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 21:58 UTC 版)

古典電磁気学の共変定式」の記事における「構成方程式」の解説

電磁場力学変数である4元ポテンシャル A に共役運動量として、構成方程式 ∂ L ∂ ( ∂ ν A μ ) = G μ ν ( x ) = 1 Z 0 F μ ν ( x ) + P μ ν ( x ) {\displaystyle {\frac {\partial {\mathcal {L}}}{\partial (\partial _{\nu }A_{\mu })}}=G^{\mu \nu }(x)={\frac {1}{Z_{0}}}F^{\mu \nu }(x)+P^{\mu \nu }(x)} が導かれた。これを用いて運動方程式変形すれば D ν F ν μ ( x ) = − Z 0 c J μ ( x )Z 0 D ν P ν μ ( x ) = − Z 0 c [ J μ ( x ) + J b μ ( x ) ] {\displaystyle {\mathcal {D}}_{\nu }F^{\nu \mu }(x)=-{\frac {Z_{0}}{c}}J^{\mu }(x)-Z_{0}{\mathcal {D}}_{\nu }P^{\nu \mu }(x)=-{\frac {Z_{0}}{c}}\left[J^{\mu }(x)+J_{\text{b}}^{\mu }(x)\right]} となる。ここで導入され拘束電流密度 J b μ ( x ) = c D ν P ν μ ( x ) = ( − div ⁡ P , ∂ P ∂ t + rot ⁡ M ) {\displaystyle J_{\text{b}}^{\mu }(x)=c{\mathcal {D}}_{\nu }P^{\nu \mu }(x)=\left(-\operatorname {div} {\boldsymbol {P}},{\frac {\partial {\boldsymbol {P}}}{\partial t}}+\operatorname {rot} {\boldsymbol {M}}\right)} は分極電荷密度分極電流密度、および磁化電流密度である。

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