検索汚染とは? わかりやすく解説

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けんさく‐おせん〔‐ヲセン〕【検索汚染】

読み方:けんさくおせん

俗にサーチエンジン検索結果の上位に、本来調べたい事柄無関係なウェブページばかりが表示されること。また、それによる弊害

[補説] SEO悪用する意図的な汚染のほか、歴史上の人物ゲームやアニメキャラクター転用することによって生じた例もある。


検索汚染

読み方けんさくおせん

検索汚染とは、ウェブ検索エンジン検索結果大多数の人の期待に背く内容変えてしまうこと、および、そのような性質色濃いウェブコンテンツのことである。意図的に仕組む場合結果的にそうなる場合と2通り用いられ方をされる。

検索汚染と呼ばれる試みのひとつは、Google検索におけるオートコンプリートサジェスト機能において特定のキーワードが関連づけて表示されるように仕組む意図的な試みである。たとえば、掲示板などに、人名犯罪歴あるいは誹謗中傷などを並べて書き両者紐付けられやすくしたり検索結果スニペット)に並んで表示されやすくしたりする。この試みは「サジェスト汚染」とも呼ばれる

検索汚染は、既存人物文物キャラクター名転用しゲーム等キャラクタービジネス人気博した結果弊害)として発生することもある。たとえば、歴史上の人物戦艦刀剣などの名称を借用しつつ名称以外の設定は独自設定といったコンテンツ人気得てしまうと、オリジナル人物戦艦刀剣などについて調べたいのに変なオリキャラ情報ばかり目にすることになってしまう場合あり得る


検索汚染

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 07:58 UTC 版)

検索汚染(けんさくおせん)は、検索エンジンにおいて起きる事柄。

概要

検索エンジンで検索したならば、その結果の上位には本来調べたい事柄とは異なったウェブサイトばかりが表示されるようになるという事柄[1]

検索汚染となっている原因としては、意図的にSEOを悪用するということでこのようになっているという場合がある。歴史上の人物の名がゲームアニメのキャラクターの名に用いられていたならば、このことにより歴史上の人物を調べようと思って検索エンジンで検索をしたところゲームやアニメの情報のウェブサイトばかりが表示されるようになっている場合もある[1]

画像検索汚染というのもあり、アニメやゲームが話題になったならば、このことにより画像検索が行われた場合の検索結果が大きく変わるということである。この画像検索汚染になっている状態というのは見た目からして分かりやすい[2]

このような検索汚染の問題を解決するためにパーソナライズド検索というサービスが開発される。これは年齢性別職業などの人間の情報を集めて、検索している人は何に興味を持っているかを推測するというものである。Google2005年にパーソナライズド検索のサービスを本格的に開始したがあまり効果は無かったものの、検索している場所や言語設定や利用している端末での影響は大きかったためにこれらでのパーソナライズド検索は2018年の時点でも残っている。Googleは2020年には連続して検索した場合の検索の繋がりを利用して短期的な文脈を解釈して行う検索を発表している[2]

脚注

  1. ^ a b デジタル大辞泉. “検索汚染(ケンサクオセン)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2024年3月14日閲覧。
  2. ^ a b 柳井政和 (2021年5月7日). “頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界 « ハーバー・ビジネス・オンライン”. hbol.jp. 2024年3月14日閲覧。


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