椀貸伝説とは? わかりやすく解説

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わんかし‐でんせつ【×椀貸し伝説】

読み方:わんかしでんせつ

多数の膳や必要なとき、塚・池・淵・洞穴などの前で頼むと貸してくれるという伝説こわしたり、数をごまかしたりすると、以後貸してくれなくなるという。東北地方から九州まで広く分布している。


わんかしでんせつ 【椀貸伝説】

塚・池・淵、または山陰洞穴などで、頼めば膳や貸してくれたが、ある時借りた人の不心得貸してくれなくなったという伝説九州から東北地方まで広く分布するこの伝説がある淵を膳椀淵と呼ぶ。貸し主は、そこの主であるという鬼・河童狐・山姥だったりする。類似の伝説中国やドイツ・フランス・イギリスなどにもある。

椀貸伝説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/04 15:54 UTC 版)

椀貸伝説(わんかしでんせつ)とは、民話伝承類型の一つで、塚や淵、大岩、山陰の洞穴などからを借りる話を主題とした言い伝えの総称である[1]


  1. ^ 柳田國男『定本 柳田國男集 第五巻』筑摩書房、1977年、第14刷、p.230
  2. ^ 神野 2009, p. 16.
  3. ^ 酒々井町風土記. “28.厳島のカンカンムロ”. 酒々井町教育委員会. 2020年8月22日閲覧。
  4. ^ 『神話伝説辞典』東京堂出版、1968年、第6刷、pp.471-472
  5. ^ 柳田國男『定本 柳田國男集 第五巻』筑摩書房、1977年、第14刷、pp.238-239
  6. ^ 柳田國男監修『民俗学辞典』東京堂出版、1975年、第48刷、pp.689-690


「椀貸伝説」の続きの解説一覧

椀貸伝説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 05:32 UTC 版)

多留姫の滝」の記事における「椀貸伝説」の解説

多留姫が村人膳椀必要な分だけ貸してくれる、というもの。『長野県史』に紹介されているもの要約して以下に記す。

※この「椀貸伝説」の解説は、「多留姫の滝」の解説の一部です。
「椀貸伝説」を含む「多留姫の滝」の記事については、「多留姫の滝」の概要を参照ください。

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