中性子毒とは？ わかりやすく解説

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中性子毒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/07/14 15:08 UTC 版)

中性子毒（ちゅうせいしどく、英: Neutron poison）または毒物質、毒物、ポイズン[1]、妨害物質[2]とは、中性子の反応断面積が大きい物質のことである。反応断面積が大きいため中性子をよく吸収し、よくも悪くも原子炉内での核分裂反応を低下させる[3]。中性子毒により原子炉の核反応が制御される[2]。キセノン135などの核分裂生成物は原子炉停止直後に増加するため再起動を困難にする[3]。またホウ素10のように核反応を低下させるなどの目的のため外部から持ち込まれる物質も毒物質という[3]。



放射線（物理学と健康）
単位
測定
放射線の種類
物質との相互作用
放射線と健康
基本概念
放射線の利用
法律・資格
放射線と健康影響
放射能被害
関連人物
関連団体
関連用語、その他

脚注
  1. ^ ポイズン - 原子力百科事典ATOMICA
  2. ^ a b 「poison」『理化学英和辞典』小田稔ほか編、研究社、1998年。ISBN 4-7674-3456-4。
  3. ^ a b c 「時定数」『岩波理化学辞典』長倉三郎ほか編、岩波書店、1998年、第5版。ISBN 4-00-080090-6。2019年2月7日閲覧。

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