かれは‐ざい【枯れ葉剤】
オレンジ剤
枯葉剤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/21 17:13 UTC 版)
枯葉剤(かれはざい)は、除草剤の一種。アメリカの植物学者、アーサー・ガルストンによって発明された。その後モンサントによって量産され、化学兵器として軍事利用された。ちなみに、ベトナム戦争で撒布された枯葉剤はダイオキシン類の一種2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-1,4-ジオキシン(TCDD)を高い濃度で含んだものであり、通称オレンジ剤とも呼ばれている。
- ^ a b 中村悟郎『戦場の枯葉剤』岩波書店、1995年、66頁。ISBN 4000098462。
- ^ ストックホルム国際平和研究所『ベトナム戦争と生態系破壊』岩波書店〈岩波現代選書〉、1979年、214頁。
- ^ “米、ベトナムで枯れ葉剤の浄化開始 205億円規模 完了までに10年”. 2019-04-21AFP (2019年4月21日). 2019年5月2日閲覧。
- ^ a b 『ザ・スクープスペシャル』米軍は沖縄で枯葉剤を使用した!? テレビ朝日 2012年5月20日
- ^ 企画展「オペーレーション・レッドハット1971〜沖縄をゆるがした毒ガス移送〜」 沖縄県公文書館
- ^ a b NHK ETV特集『枯葉剤の傷痕を見つめて~アメリカ・ベトナム 次世代からの問いかけ~』
- ^ 芝生瑞和『アンゴラ解放戦争』岩波書店〈岩波新書〉、1976年、158, 181頁頁。
- ^ “コロンビアにおける違法コカ栽培と政府の対策”. 2021年3月22日閲覧。
枯葉剤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 22:40 UTC 版)
この作戦のためにダウ・ケミカルやモンサント社のような化学メーカーは以下の枯葉剤の生産を命じられた オレンジ剤(Agent Orange) ホワイト剤(Agent White) パープル剤(Agent Purple) ピンク剤(Agent Pink) グリーン剤(Agent Green) ブルー剤(Agent Blue) この中で最も大量に用いられたのはオレンジ剤であり、現在は高濃度のダイオキシン類との混合物である事が知られている。1,200万ガロン以上のオレンジ剤やその他の枯葉剤がアメリカ軍の航空機によって東南アジアに散布された。 2005年にニュージーランド政府は、紛争においてアメリカ軍にオレンジ剤が供給されたと立証した。1960年代初頭から1987年にかけて、枯葉剤の主成分の一つ2,4,5T農薬がニュープリマスのプラントで製造され東南アジアの米軍基地に海上輸送されたとされる。
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