松岡耕作とは? わかりやすく解説

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松岡耕作

松岡耕作の俳句

いっせいに芽吹き後れをとっており
いつまでも鞄持つくせ花辛夷
かあさんは夕焼け色に笑っている
かなかなの鳴き終わるまで立止まり
そろそろという時があり青梅落つ
てのひらに海の重さの水母かな
ふるさとが消えゆく峠蕎麦の花
まだ背負う昭和の重石海鼠噛む
ややずれているが正論桐の花
わが指紋押して放てり黒揚羽
人間を続ける春へ向っており
修司忌や鏡の中の別世界
六月のピアノを置いて嫁ぎゆく
半眼の父も沖の帆見入るとき
友逝けり藁塚一つ欠けるごと
口裂けし柘榴も僕もピエロなり
夾竹桃昭和の容見えてくる
妻の座が強くなりたる水仙花
宇宙戦艦やまと健在冬銀河
寒卵立ちても職がまだ決まらぬ
対岸は隣りの市民冬霞
春寒し眼鏡の上から涙拭く
晩秋やカレーに醤油かける父
曝書するたびに万歳聞こえくる
桃冷やすそばに亀の子束子かな
桃剥きし刃物がひかる君の皿
歩きたくなって歩きけり喪正月
母逝きてへこみしままの紙風船
永き日の河馬半身は水の中
流觴や瞬きに似て三鬼在り
海の家海を忘れて寝落ちたり
炎天やうれし涙は手で拭う
理髪師の口重き朝鳥渡る
生き残る側に立ちおり酸葉噛む
盗みたるトマト齧れば熱かりき
真葛原海へかたむき一雄の碑
秋桜母のくしゃみにまだ力
背を正すこともなくなり寒椿
花野まで来しが帰れぬ母がいる
落書も当を得ており梅雨深し
蓮の実の叫び権化の中途かな
蟬の穴から蟻が出てくる爆心地
裸木に跨り少年期が見える
西瓜切る母の按分たしかなり
転びしを蟻のほかには見られざる
転戦のごと職替え夏落葉
銀杏落葉先ゆく人に歩が合いて
鳥の字を崩せば二月の空へ逃ぐ
麦の秋ぬっと親父の顔がある
麦秋や次のバス停まで見える
 




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