東北地方整備局とは? わかりやすく解説

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東北地方整備局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/04 15:38 UTC 版)

東北地方整備局(とうほくちほうせいびきょく)は、国土交通省地方支分部局である地方整備局の一つ。東北地方の土木建築行政全般を管轄する。


注釈

  1. ^ 2021年(令和3年)4月開設。前身の南三陸国道事務所は2012年(平成24年)4月新設[要出典]
  2. ^ 2019年(令和元年)11月22日に仙台河川国道事務所宮城南部復興出張所(所在地は宮城県角田市)を新設。2020年(令和2年)4月1日に宮城南部復興事務所に名称変更[要出典]
  3. ^ 2009年(平成21年)3月31日を以て廃止。業務は地方整備局本局内に移管[要出典]

出典

  1. ^ 令和2年度 東北地方整備局業務概要 (PDF) (東北地方整備局、2021年1月24日閲覧)
  2. ^ 岩手県釜石市に『南三陸沿岸国道事務所』を新設” (PDF). 東北地方整備局 (2021年3月30日). 2021年4月4日閲覧。
  3. ^ 平成25年度 東北地方整備局業務概要 (PDF) (東北地方整備局、2013年6月10日閲覧)


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東北地方整備局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 09:58 UTC 版)

国土交通省直轄ダム」の記事における「東北地方整備局」の解説

東北地方整備局管内では既設ダム・堰21基、施工中ダム3基、再生再開発事業ダム3基のの合計27基を直轄管理施工している。これは全ての地方整備局の中で最多である。また、総貯水容量1億立方メートル超える大人造湖を擁するダムが8基あり、これもまた地方整備局の中では随一である。ただし東北地方直轄ダムにおいて、阿賀野川水系荒川水系にあるダム大川ダム横川ダム)については本流河口新潟県位置するため、水系一貫管理観点から北陸地方整備局管理となっている。なお仙台市などの水源でもある釜房ダム碁石川)の人造湖である釜房湖ダム湖としては唯一湖沼水質保全特別措置法湖沼法)に指定されており、厳重な水質管理が行われている。事業について河川法第17条に基づく兼用工作物として鳴瀬川中流堰(鳴瀬川)が国土交通省農林水産省共同事業として建設されている。 東北地方日本でも早期より多目的ダムによる河川総合開発事業積極的に進められていた。青森県多目的ダムとして日本最初施工例となった沖浦ダム浅瀬石川)や十和田湖総合開発事業1938年昭和13年)より実施河川総合開発の父である物部長穂故郷秋田県田沢湖・玉川総合開発1939年昭和14年)より実施するなど他の都道府県先駆けて河川開発進めていた。当時河川行政管轄し内務省1941年より国直轄の河川総合開発計画し北上川名取川東北では対象とされ田瀬ダム猿ヶ石川)が直轄ダム日本第一号として施工開始、さらに田瀬ダムなど5ダム北上川支流建設する北上川五大ダム計画田瀬、石淵、湯田四十四田、御所)がこの時成立した。また釜房ダム計画進められたが、太平洋戦争により事業中断した戦後東北では1947年カスリーン台風、翌1948年アイオン台風北上川名取川雄物川などが致命的な水害引き起こし多数死者出した治水対策急務となった建設省北上川支流江合川、および鳴瀬川対象とした河川改訂改修計画立案しダムによる治水盛り込む。さらに戦後食糧電力不足にも対応するため1950年国土総合開発法に基づく特定地域総合開発計画実施され東北では岩木川奥入瀬川対象とした「十和田岩木川」、北上川鳴瀬川対象とした「北上」、名取川対象とした「仙塩」、米代川雄物川対象とした「阿仁田沢」、最上川赤川対象とした「最上」そして阿賀野川只見川信濃川対象とした「只見」と東北6県全て特定地域対象となった。これに基づき北上川五大ダムなど多数直轄ダム建設され一部所在地自治体管理移管させた(後述)。さらに東北自動車道東北新幹線開通などによる人口の増加に伴う治水安全度低下需要増大羽越豪雨などの深刻な水害機に阿武隈川水系最上川水系直轄ダム事業進められ阿武隈川水系では七ヶ宿ダム白石川)、三春ダム大滝根川)、摺上川ダム摺上川)が、最上川水系では白川ダム置賜白川)、寒河江ダム寒河江川)、長井ダム置賜野川)が、赤川水系月山ダム梵字川)が建設された。また、東北直轄ダムで最も総貯水容量の多い玉川ダム玉川)は事業一環として玉川酸性水中和する施設建設ダム湖利用して粒状石灰石中和させることで長年流域住民苦しめた玉川毒水大きく改善させた。 直轄ダム施工中ダムは6基あるが、鳥海ダム子吉川)、成瀬ダム成瀬川)は何れもダム事業再検証の対象となった事業再開されている。また鳴瀬川ダム筒砂子川)は田川ダム統合拡大する形で計画され宮城県営の漆沢ダム鳴瀬川)は多目的ダムから流水型の治水専用ダムへと再開発する次節参照)。さらに四十四田ダムかさ上げ御所ダム貯水容量配分変更を軸とした北上川上流ダム再生事業着手されている。ダム再開発事業として既存ダム水没させて再開発させたダム多く浅瀬石川ダム浅瀬石川)により沖浦ダムが、長井ダムにより管野ダム置賜野川)が、胆沢ダム胆沢川)により石淵ダムが、津軽ダム岩木川)により目ダムそれぞれ湖底水没したダム事業住民摩擦については住民軽視補償交渉後年批判の的となった石淵ダム補償問題のほか、胆沢ダム津軽ダムでは石淵・目屋ダム移転余儀なくされた住民が、再び移転余儀なくされる例も現れている。また、度重なる大地震による施設被害起こり岩手・宮城内陸地震では石淵ダム堤体損傷東日本大震災では沿岸襲った大津波河川遡上したことで北上大堰北上川)、阿武隈大堰阿武隈川)、馬淵大堰馬淵川)などが被害受けている。 なお、東北直轄ダムにおける技術的特徴として、石淵ダムロックフィルダム施工日本第一号であり、鳴子ダム江合川)は日本人だけで手掛けられた最初アーチ式コンクリートダムである。また堰では鳴瀬堰(鳴瀬川)は大河川を堰き止めた最初ゴム引布製起伏堰ラバーダム)であり、最上川さみだれ大堰最上川)はゴム引布製起伏堰として日本最大級である。 所在水系河川ダム型式高さ総貯水容量着工完成分類水特法備考青森 岩木川 浅瀬石川 浅瀬石川ダム 重力 91.0 53,100 1971 1988 特定 9条指定 沖浦ダム再開発 青森 岩木川 岩木川 津軽ダム 重力 97.2 140,900 1988 2016 特定 9条指定 目屋ダム再開発 青森 馬淵川 馬淵川 馬淵大堰 堰 - - 1973 1980 岩手 北上川 胆沢川 胆沢ダム ロックフィル 132.0 143,000 1983 2013 特定 指定 石淵ダム再開発 岩手 北上川 雫石川 御所ダム 複合 52.5 65,000 1967 1981 特定 9条指定 ダム湖百選再生事業岩手 北上川 北上川 四十四田ダム 複合 50.0 47,100 1960 1968 特定 再生事業岩手 北上川 猿ヶ石川 田瀬ダム 重力 81.5 146,500 1938 1954 ダム湖百選 岩手 北上川 和賀川 湯田ダム 重力アーチ 89.5 114,610 1953 1964 特定 ダム湖百選 宮城 阿武隈川 阿武隈川 阿武隈大堰 堰 - - 1973 1982 宮城 鳴瀬川 鳴瀬川 漆沢ダム ロックフィル 80.0 18,000 1968 1980 再開発中 宮城 名取川 碁石川 釜房ダム 重力 45.5 45,300 1964 1970 特定 湖沼法指定ダム湖百選 宮城 北上川 北上川 北上大堰 堰 - - 1968 1979 宮城 阿武隈川 白石川 七ヶ宿ダム ロックフィル 90.0 109,000 1973 1991 特定 9条指定 ダム湖百選 宮城 北上川 江合川 鳴子ダム アーチ 94.5 50,000 1951 1958 宮城 鳴瀬川 筒砂子川 鳴瀬川ダム 台形CSG 105.0 45,700 2013 2036 特定 田川ダム計画後身 宮城 鳴瀬川 鳴瀬川 鳴瀬川中流堰 堰 - - 1997 2001 兼用 宮城 鳴瀬川 鳴瀬川 鳴瀬ラバーダム - - 1982 1991 秋田 雄物川 玉川 玉川ダム 重力 100.0 254,000 1973 1990 特定 指定 ダム湖百選 秋田 子吉川 子吉川 鳥海ダム 台形CSG 81.0 46,800 1993 2028 特定 秋田 雄物川 成瀬川 成瀬ダム 台形CSG 113.5 78,700 1983 2026 特定 指定 秋田 米代川 小又川 森吉山ダム ロックフィル 89.9 78,100 1973 2012 特定 9条指定 山形 赤川 梵字川 月山ダム 重力 123.0 65,000 1976 2001 特定 山形 最上川 寒河江川 寒河江ダム ロックフィル 112.0 109,000 1972 1990 特定 指定 ダム湖百選 山形 最上川 置賜白川 白川ダム ロックフィル 66.0 50,000 1968 1981 特定 山形 最上川 置賜野川 長井ダム 重力 125.5 51,000 1979 2011 特定 管野ダム再開発 山形 最上川 最上川 最上川さみだれ大堰 ラバーダム - - 1989 1995 福島 阿武隈川 摺上川 摺上川ダム ロックフィル 105.0 153,000 1982 2006 特定 9条指定 福島 阿武隈川 大滝根川 三春ダム 重力 65.0 42,800 1972 1997 特定 9条指定

※この「東北地方整備局」の解説は、「国土交通省直轄ダム」の解説の一部です。
「東北地方整備局」を含む「国土交通省直轄ダム」の記事については、「国土交通省直轄ダム」の概要を参照ください。

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