東京航空輸送社とは? わかりやすく解説

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東京航空輸送社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/17 06:08 UTC 版)

東京航空輸送社(とうきょうこうくうゆそうしゃ)は1928年(昭和3年)9月、日本の民間航空業及び自動車業の先駆者として著名な相羽 有(あいば たもつ)によって設立された民間航空会社。1929年(昭和4年)11月から水上機による東京-下田間の定期航空路線営業を行った。後の東京航空株式会社。なお「相羽有」と「日本飛行学校」については各々独立した項で述べる。


注釈

  1. ^ 1916年(大正5年)に設立された日本飛行機製作所がその前身とも言われる[1]
  2. ^ 社長・相羽有、主任・小暮武美、整備班長・駒本綽、一等飛行士・金丸末義、他。資本金二十万円。所在地は蒲田の日本飛行学校内[2]
  3. ^ 1932年(昭和7年)時点では週3往復、東京-清水間の運賃が片道二十五円[3]
  4. ^ 高倍率を勝ち抜いた初代エア・ガールの3人だったが、初月の給料が17円と予想より低額だったことから退職を希望。その後いくらか増額されたようだが、半年前後で皆辞めたと思われる。
  5. ^ 社長・相羽有、取締役・小暮武美、吉村二郎、監査役・相羽芳造、富小路洪次郎。資本金八十万円[1]。1937年には増資して資本金二百六十五万円。
  6. ^ 5月1日、小野田陽子(21)と加藤芳枝(19)の2名の採用が発表された[7]

出典

  1. ^ a b c d e f g 帝国11 1940, p. 395.
  2. ^ 『航空年鑑 昭和6年』 p.246 帝国飛行協会、1931年
  3. ^ 『航空常識』 p.121 航空研究会、1932(昭和7)年
  4. ^ 給料袋の軽さにエアガール総辞職『東京朝日新聞』昭和6年4月30日(『昭和ニュース事典第4巻 昭和6年-昭和7年』本編p25 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  5. ^ 和田 2005.
  6. ^ 『発明 = The invention 29(10)』 p.30 発明推進協会、1932年
  7. ^ 『婦人年鑑 昭和12年版』 p.42 東京聯合婦人会、1937年
  8. ^ 『商工年鑑 昭和15年』 p.36 日刊工業新聞社、1939年
  9. ^ 『空 8(8)』 p.80 工人社、1941(昭和16)年
  10. ^ 「東京航空会社の責任者更迭 軍需省の指導で解決」『朝日新聞』、1944年8月27日、朝刊2頁。
  11. ^ 『日本航空殉難史 昭和6年版』 帝国飛行協会、1931年
  12. ^ a b c 逓信 1931, p. 90.
  13. ^ 『航空発達史』 新聞聯合通信社、1933年
  14. ^ a b 帝国14 1940, p. 352.
  15. ^ 『航空年鑑 昭和10年』 p.356 帝国飛行協会、1935年
  16. ^ 『満航 (6月號)(29)』 p.23 満州航空、1936年6月
  17. ^ 『防空大鑑』 付録 p.69 日本軽飛行機倶楽部図書部、1938年
  18. ^ 国防大事典 p.88 中外産業調査会、1932年
  19. ^ 『国防大事典』 p.88 中外産業調査会、1932年
  20. ^ 『航空年鑑 昭和8年』 p.261 帝国飛行協会、1933年
  21. ^ 『航空年鑑 昭和10年』 p.314 帝国飛行協会、1935年
  22. ^ 『航空年鑑 昭和12年』 p.402 帝国飛行協会、1940年
  23. ^ 『航空年鑑 昭和13年』 p.301 帝国飛行協会、1940年


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