東京ラーメン(とうきょうらーめん)
澄んだ醤油味スープを使ったものを指す。店によって食材はいろいろだが豚骨や鶏ガラをベースに鰹や鯖節、昆布、煮干しなど和風だしを効かせたちぢれ麺が特徴。あっさりとした味が変わらぬ人気。支那そばとも呼ばれる。 |
東京ラーメン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 00:10 UTC 版)
東京ラーメン(とうきょうラーメン)とは、「醤油ラーメン」の代表であり、ラーメンの原型である[1][2]。多くの場合、和風だし、醤油タレ、中細縮れ中華麺が使用される。
注釈
- ^ ただし、浅草『来々軒』創業前の、1909年(明治42年)3月25日に発行された『日本の家庭に応用したる支那料理法』〔著者:柴田波三郎(女子美術学校講師・日本女子商業学校講師)、津川千代子(成女高等女学校講師) 序文:石黒忠悳、山根正次、嘉悦孝 出版者:日本家庭研究會〕には既に、材料に「醤油・塩・コショウ・卵子饂飩・鶏肉・スープ・シイタケ・タケノコ・ホウレンソウ」を使った「鶏糸麺(鶏うどん)」のように、醤油を用いたラーメンの調理法が掲載されている。(「国立国会図書館デジタルコレクション」 2018年9月12日閲覧。)
- ^ 1907年(明治40年)に中華料理の教授を始めていた赤堀料理教場(赤堀割烹教場、赤堀料理学園)の奥村繁次郎講師が記した『実用家庭支那料理法』(1912年(明治45年)2月11日発行 校閲者:割烹大家・赤堀峯吉 発行者:林甲子太郎 印刷者:中村宗作 発行所:盛林堂)には、「叉焼肉(チャーシウユー)」(材料:豚ロース、醤油、タケノコ、ネギ、古根ショウガ、スープ)や「醤油(ヂャンユー)」(材料:豚肉、醤油、水、古根ショウガ)のような、チャーシューやメンマに類似した料理の調理法が紹介されている。(リンク先:赤堀料理学園「赤堀料理学園のあゆみ」、国立国会図書館デジタルコレクション 2018年9月14日閲覧。)
- ^ 背脂ちゃっちゃ系とも。浮かせる背油を丼の上でザルに入れてふりかけるところから。代表例はホープ軒本舗、ホープ軒、ハッスルラーメン、なりたけ等。
出典
- ^ a b 来々軒 「ラーメン黎明期」 日本初の店舗を構えたラーメン専門店(新横浜ラーメン博物館 公式ホームページ)
- ^ a b BIGLOBEラーメン帝国 用語集 「来々軒」 現在のラーメンの礎
- ^ “ラーメン店舗数の都道府県ランキング(平成24年)”. 2017年2月9日閲覧。
- ^ 東京ラーメン (新横浜ラーメン博物館 公式ホームページ)
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- 2 東京ラーメンの概要
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