本多延嘉
本多延嘉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/13 03:06 UTC 版)
「反帝国主義・反スターリン主義」の記事における「本多延嘉」の解説
革命的共産主義者同盟全国委員会(中核派)の最高指導者であった本多延嘉は、1972年7月に「反帝国主義・反スターリン主義」について以下の講演を行った。 本多延嘉は、「反帝国主義・反スターリン主義」とは「現代世界の根底的変革にかかわる綱領的な立脚点」または「現代におけるプロレタリア革命の基本的戦略」と規定した。現状は世界革命の過渡期で、世界は帝国主義と社会主義に分裂しているが、帝国主義は延命し、社会主義はスターリン主義的に変質したため、両者は平和共存的な関係を実現しているが、この結果、帝国主義の矛盾は爆発し、スターリン主義の破産があばきだされ、世界体制の崩壊が進行している、とした。以上の時代に対応した革命戦略として、「反帝・反スターリン主義の世界革命戦略」を確定しなければならない、とした。 また対立する革マル派を「カクマル」と呼び、その資本主義社会論は「小ブル的性格」であり、プロレタリア独裁をめざす闘争ではなくプロレタリアートの経済闘争の政治化をしており、暴力革命論を否定し、「経済主義、組合主義、民同の反革命的補完物」となっている、と批判した。
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