月光仮面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 23:10 UTC 版)
月光仮面(げっこうかめん)は、KRテレビ(現・TBSテレビ)と宣弘社が制作し、『タケダアワー』第1作として1958年2月24日から1959年7月5日まで放送されたテレビ冒険活劇番組、またその覆面主人公ヒーローの名。川内康範原作。
注釈
- ^ 1950年代に人気のあったラジオ番組『たん子たん吉珍道中』を基にしている。
- ^ NHK放送博物館 所蔵資料 フィルモ70DR 機材はお粗末だったが、撮影はベテランの宮西良太郎が務めた。
- ^ 小林は、長く続けたら駄目になると考え1年で終了としたとしている[27]。
- ^ 当時は一般のオートバイで名称などはなかった。
- ^ 原作者の川内は、晩年の「おふくろさん騒動」を契機に世情を鑑みて、最後の「赦しましょう」という一句を再考し、2007年に復刻された小説版では「憎むな、殺すな、真贋(まこと)糺(ただ)すべし」と変更している。これは問いただすというよりも改心を促すような意味合いであることが補足されている。
- ^ 後の再放送では月光仮面/祝十郎:大瀬康一で統一されている。
- ^ 後の童謡作曲家の三平典子[32]。
- ^ 『超人画報』では、18時15分までと記載している[16]。
- ^ 書籍によっては第7話までと記載している[5][16]。
- ^ 第5部が開始した1959年春ごろにラジオ中国テレビなどがテレビ放送を開始している。
- ^ 第1部第41、44話は原版フィルムは紛失しているものの、脚本が立命館大学アート・リサーチセンターに所蔵されている。
- ^ 『全怪獣怪人 上巻』では、名称をどくろ団と記載している[34]。
- ^ 衣装は映画『双頭の殺人鬼』(日本ユナイテッド・アーチスツ映画、1959年)でも使用され、本作品と同様に高木が演じている[35]。
- ^ 『全怪獣怪人 上巻』では、名称を「国際暗殺団X」と記載している[34]。
- ^ 第3部・第2部・第4部・第5部の順で放送。
- ^ 後述の通り本作品にて「ムーンライト号」という固有名称が明らかにされた。
- ^ この名称は後述の通り、アニメ版の設定が初出である。
- ^ ただし、第3部の敵となる「ドラゴンの牙」は漫画版に登場する。同じく第3部の登場キャラクターとなる柳木博士と娘の綾子の名称は実写版第1部「どくろ仮面篇」に登場する。
- ^ よく言われる「流れ月光」は、投擲する際の掛け声(技名)であり、道具の名称ではない。
- ^ 同書では、オープニングおよびエンディングのクレジット、および当時のスタッフの証言をもとに作成したと明記されている。
- ^ 三ツ木清隆版、ボーカル・ショップ版、ハニー・ナイツ版など、いくつかのカヴァー・ヴァージョンも存在するほか、劇中ではボニー・ジャックスのみのバージョンが挿入歌として使用されている。
- ^ ボーカル・ショップ、三ツ木清隆などによるカヴァー・ヴァージョンも存在する。
- ^ 当時の番組欄では「三人組の大男」と明記されている[56]。
- ^ 劇中ではヒトデ人間としか呼ばれておらず、本田の名称は当時の番組欄に明記されている[57]。
- ^ 劇中では、素体となった脱獄囚の名前は呼ばれておらず、当時の番組欄でも「植物人間アゼランター」としか明記されていない[58]。
出典
- ^ 全怪獣怪人 上 1990, pp. 35、38 - 39.
- ^ a b 超人画報 1995, pp. 6、36.
- ^ 岩佐陽一 2001, p. 1, 「宣弘社ヒーローグラフィティ」.
- ^ 石橋春海 2013, p. 16.
- ^ a b 全怪獣怪人 上 1990, pp. 38–39
- ^ “国産TVドラマ第1号の原盤、61年ぶりに倉庫から発見”. TBS NEWS. (2018年12月17日). オリジナルの2018年12月17日時点におけるアーカイブ。 2021年11月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 岩佐陽一 2001, pp. 22–31, 「小林利雄(宣弘社・会長)かく語りき PARTII」
- ^ a b c d e f 石橋春海 2014, pp. 6–12, 「1958 月光仮面」
- ^ 宣弘社フォトニクル 2015, p. 1, 「宣弘社PHOTONICLE 前文」
- ^ 宣弘社フォトニクル 2015, pp. 2–5, 「プロローグ 宣弘社インタビュー」.
- ^ a b c d e 宣弘社フォトニクル 2015, pp. 8–9, 「月光仮面」
- ^ 宣弘社フォトニクル 2015, pp. 62–67, 「宣弘社事業経歴書」.
- ^ 岩佐陽一 編「第1章 昭和30年代 1955-1964 遊星王子」『昭和特撮大全 蘇る伝説のヒーローたち』三才ブックス、20頁。ISBN 978-4-86199-133-2。
- ^ a b 石橋春海 2013, p. 19.
- ^ 「メインスタッフ インタビュー」『テレビマガジン特別編集 巨大ヒーロー大全集』講談社、1988年9月25日、231頁。ISBN 4-06-178410-2。
- ^ a b c d 超人画報 1995, p. 36
- ^ 石橋春海 2014, pp. 8、11.
- ^ 石橋春海 2013, pp. 124–125, 宣弘社の現在.
- ^ 石橋春海 2014, p. 9, 「建設中から完成した東京タワー」.
- ^ 石橋春海 2013, p. 21, 特別インタビュー 大瀬康一.
- ^ a b c d 石橋春海 2014, pp. 7–10, 「制作現場 「月光仮面」1 あのとき私は 浅井清(元宣弘社制作進行)」
- ^ 石橋春海 2013, pp. 18、21.
- ^ 石橋春海 2013, p. 18.
- ^ 石橋春海 2014, p. 11, 「劇中の武田薬品と広告塔」.
- ^ 長田暁二『昭和の童謡アラカルト―戦後編』ぎょうせい、1985年、174頁。ISBN 4-324-00124-3。
- ^ 全怪獣怪人 上 1990, p. 36.
- ^ 岩佐陽一 2001, pp. 14–18, 「小林利雄(宣弘社・会長)かく語りき PART I」.
- ^ a b 杉先睦雄(編)「国産TVヒーロー誕生!! 東映初期ヒーロー」『宇宙船』1998 Vol.85、朝日ソノラマ、1998年9月1日、102-103頁。
- ^ a b 竹熊健太郎 (2007年3月23日). “たけくまメモ : 川内康範先生の想い出(2)”. 2023年11月7日閲覧。
- ^ 杉村喜光 [@tisensugimura] (2020年4月2日). "正義の味方という言葉は川内康範先生……". 2020年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。X(旧Twitter)より2020年5月8日閲覧。
- ^ 鈴木邦男 (2009年7月8日). “鈴木邦男の「愛国問答」 : 29回 幻となった川内康範さんの「日本改造計画」”. 2009年7月8日閲覧。。
- ^ 石橋春海 2014, pp. 14–15, 「「月光仮面」2代目木の実 Interview 山田のり子(現:三平典子)」.
- ^ 石橋春海 2014, pp. 108–110, 「特別インタビュー 音楽家・小川寛興」.
- ^ a b 全怪獣怪人 上 1990, p. 39
- ^ 超人画報 1995, p. 39.
- ^ 石橋春海 2014, p. 9, 「大阪ロケの理由」.
- ^ 『福島民報』1959年4月5日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1966年10月31日 - 1967年1月24日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『新潟放送四十年のあゆみ』(1992年10月15日、新潟放送発行)69p「テレビ初期のプログラム(復元)1959年(昭34)2月」より。
- ^ 『北日本新聞』1959年4月19日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 「2000TV・映画 特撮DVD・LD・ビデオ&CD」『宇宙船YEAR BOOK 2001』朝日ソノラマ〈宇宙船別冊〉、2001年4月30日、66頁。雑誌コード:01844-04。
- ^ 「綴込特別付録 宇宙船 YEAR BOOK 2002」『宇宙船』Vol.100(2002年5月号)、朝日ソノラマ、2002年5月1日、169頁、雑誌コード:01843-05。
- ^ a b c d e f g h 超人画報 1995, p. 37, Column 東映映画版『月光仮面』シリーズ
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 岩佐陽一 2001, p. 32, 「映画になった『月光仮面』 東映映画『月光仮面』シリーズの世界」
- ^ 石橋春海 2013, p. 24, 特別インタビュー 大村文武(ミリオン出版「ズームイン」1985年4月号より再録)
- ^ a b 石井博士ほか『日本特撮・幻想映画全集』勁文社、1997年、274頁。ISBN 4766927060。
- ^ DVD付属解説書.
- ^ vol.19 殺陣師・スタント 二家本辰己さん - 日活
- ^ a b c アニメージュ編集部 編『THE ART OF JAPANEE ANIMATION1 TVアニメ25年史』徳間書店〈ジ・アートシリーズ14〉、1988年12月1日、41頁。
- ^ 『福島民報』1972年2月16日付朝刊5面。
- ^ 大全 2002, p. 144.
- ^ CDアルバム『TV AGE 三沢郷 大全』(コロムビア COCP-35285/6)ブックレットより。
- ^ 大全 2002, p. 108.
- ^ a b 金田益美「INTERVIEW『レインボーマン』『ダイヤモンド・アイ』キャラクターデザイン 岡迫亘弘」『別冊映画秘宝 特撮秘宝』vol.3、洋泉社、2016年3月13日、pp.184-187、ISBN 978-4-8003-0865-8。
- ^ 『読売新聞』1972年1月10日 - 10月2日付朝刊テレビ欄。
- ^ 『福島民友』1972年4月17日付夕刊テレビ欄。
- ^ 『福島民友』1972年5月1日付夕刊テレビ欄。
- ^ 『福島民友』1972年5月29日付夕刊テレビ欄。
- ^ a b c d 『河北新報』1972年1月10日付朝刊テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1972年1月28日付朝刊テレビ欄。
- ^ 『福島民友』1972年1月31日 - 10月23日付朝刊テレビ欄。
- ^ 『新潟日報』1972年6月テレビ欄。
- ^ 『信濃毎日新聞』1972年6月テレビ欄。
- ^ 『山梨日日新聞』1972年6月テレビ欄。
- ^ 『読売新聞』山梨・静岡版 1972年4月15日付朝刊テレビ欄。
- ^ 『読売新聞』山梨・静岡版 1972年4月16日付朝刊テレビ欄。
- ^ a b 『北國新聞』1972年5月1日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『北國新聞』1972年6月6日付朝刊テレビ欄より
- ^ 『島根新聞』1972年6月テレビ欄。
- ^ a b 『山陽新聞』1972年6月テレビ欄。
- ^ a b c 『愛媛新聞』1972年6月テレビ欄。
- ^ 『徳島新聞』1972年6月テレビ欄。
- ^ a b 『熊本日日新聞』1972年6月テレビ欄。
- ^ 『大分合同新聞』1972年6月テレビ欄。
- ^ 『宮崎日日新聞』1972年6月テレビ欄。
- ^ 『南日本新聞』1972年5月12日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『沖縄タイムス』1972年6月テレビ欄。
- ^ 『ROCKIN'ON JAPAN 特別号 忌野清志郎』ロッキング・オン、2009年、115頁。ISBN 978-4-86052-081-6。
- ^ “月光仮面|モモグレ”. モモアンドグレープス. 2021年4月7日閲覧。
- ^ “月光仮面ビギンズ サタンの爪|モモグレ”. モモアンドグレープス. 2021年4月7日閲覧。
- ^ a b “鷲尾修斗&伊阪達也が令和版“正義の味方”に!舞台『光芒のマスカレード-月光仮面異聞-』が開幕、ゲネプロショット25枚UP!”. スマートボーイズ (2019年7月27日). 2021年5月15日閲覧。
- ^ “20190802【EVENT INFORMATION/STAGES】待望のGEKIIKE本公演第10回『光芒のマスカレード-月光仮面異聞-』の舞台公演が新宿村LIVEにて開幕!ゲネプロの模様をREPORT!”. FolkVisual Japan (2019年8月2日). 2021年5月14日閲覧。
月光仮面(3代目)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:14 UTC 版)
本作のヒーローであり、その正体は米国帰りの自然科学者、ジョージ小原である。 歴代同様に劇中では正体は明かされないが、当時の告知記事や前述の各種宣伝イベントではジョージ小原が月光仮面であると紹介されており、桑原大輔が月光仮面のコスチュームをまとい、仮面を外した姿で登場している(劇中でもスタント以外は桑原が月光を演じている)。弱者の為に活躍するスタンスは歴代と変わらないが、本作では事件解決の際に取り戻された大金の10%を手数料として徴収している。これには警察や被害者らも特に抗わず(苦言は呈すものの)、素直に渡している。二丁拳銃を構えた特写スチールは存在するが、劇中で使用・発砲するシーンは無い。シーンによってホルスターすら装着していない事もある。各種告知物に由れば、初代(大瀬康一)、二代目(大村文武)に次ぐ三代目として紹介されており、住所不定、職業不詳、身長約180cm/体重約70kg/胸囲96cm/胴囲/76 cm/腰囲約90cm/視力左右とも2.0である。
※この「月光仮面(3代目)」の解説は、「月光仮面」の解説の一部です。
「月光仮面(3代目)」を含む「月光仮面」の記事については、「月光仮面」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- 月光仮面のページへのリンク