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月世界旅行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/11 14:25 UTC 版)

月世界旅行』(げつせかいりょこう)として本項で便宜上まとめて解説するのは、フランスの作家ジュール・ヴェルヌが19世紀後半に発表した長編小説の2部作

  1. 1865年De la Terre à la Lune(直訳は『地球から月へ』。以下、そう称する)
  2. 1870年Autour de la lune(直訳は『月を周って』。以下『月世界へ行く』と称する)

である。

南北戦争終結後のアメリカ合衆国で、火器の専門家集団「大砲クラブ」が巨大な大砲を製造し、人間の入った砲弾をに撃ち込もうとする物語である。前編『地球から月へ』では計画の立案、資金の調達、大砲の鋳造、そして砲弾の発射までが描かれる。後編『月世界へ行く』では、主に発射後、砲弾に入った3人の男の体験が軸となっている。いずれも三人称で書かれている。原書の挿絵はアンリ・ド・モントーが担当した。

これらの作品の続編に『地軸変更計画』(1889年)があり、併せて「大砲クラブもの」と呼ばれる。


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。



  1. ^ この二部作の軸となるガジェットである大砲は、ふつうコロンビヤード砲と呼ばれている。ただし作中でも指摘されているように、この超巨大砲は厳密にはコロンビヤード砲ではなく、幾種類かの砲の特徴を併せ持っている。
  2. ^ ウォルター・ミラー Jr.とは別人
  3. ^ 創元版『地軸変更計画』の、牧眞司による巻末解説
  4. ^ 長谷見一雄「ジュワフスキとポーランドSF」 - 『週刊朝日百科(通巻1248号) 世界の文学(19) ヨーロッパ III』(1999年)


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