曾我時致とは? わかりやすく解説

そが‐ときむね【曽我時致】

読み方:そがときむね

[1174〜1193]鎌倉初期武士河津祐泰(かわづすけやす)の子五郎称した曽我兄弟の弟。


曾我時致

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/21 22:46 UTC 版)

曾我 時致(そが ときむね)は、鎌倉時代初期の武士曾我兄弟の仇討ちで知られる。曽我五郎曽我時宗とも。


  1. ^ 吾妻鏡』建久元年九月七日条には筥王(時致)が兄・祐成に連れられて時政の所に赴き、時政の御前において元服した旨の記載が見られ、その場所として時政の邸宅が利用されていたという(『真名本曾我物語』巻第五(所収:『真名本曾我物語1』(参考文献掲載)P.253)に「北条殿の御宿所」において元服した旨の記載が見られる)。これは、兄・祐成が以前より時政に参勤しており、祐成が仲介役となって主人と仰ぐ時政に自身の弟の烏帽子親となるよう依頼したことにより実現したものであるとする見解も出されている。以上の記述は山野龍太郎論文(山本、2012年、P.166・169・175、参考文献参照)による。
  2. ^ a b 『曽我物語 岩波古典文学大系88』岩波書店、1966年、p 362~363頁。 
  3. ^ 坂井孝一『曽我物語の史的研究』吉川弘文館、2014年。pp.117–118。ISBN 978-4-6420-2921-6
  4. ^ 『世界大百科事典 第2版』平凡社、1998年、曾我氏頁。 
  5. ^ 三浦周行「曾我兄弟と北条時政」『歴史と人物』、1915
  6. ^ 石井進、「曾我物語の世界」『中世武士団』、講談社
  7. ^ 坂井孝一『曽我物語の史的研究』吉川弘文館、2014年。pp.11-12。ISBN 978-4-6420-2921-6
  8. ^ 坂井孝一『曽我物語の史的研究』吉川弘文館、2014年。pp.120。ISBN 978-4-6420-2921-6
  9. ^ 『吾妻鏡』建久元年(1190年)9月7日条
  10. ^ 坂井孝一『曽我物語の史的研究』吉川弘文館、2014年。pp.140-160。ISBN 978-4-6420-2921-6
  11. ^ 元木泰雄『源頼朝』中公新書、2019年。pp.256
  12. ^ 保立道久「院政期東国と流人・源頼朝の位置」『中世の国土高権と天皇・武家』校倉書房、2015年 ISBN 978-4-7517-4640-0
  13. ^ 松村明『大辞泉』小学館、1995年、曽我狂言頁。 
  14. ^ 『日本大百科全書』小学館、1998年、曽我綉侠御所染頁。ISBN 4-09-906721-1OCLC 1150226150 


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