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書記官長

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/02/12 12:19 UTC 版)

書記官長(しょきかんちょう)は、大日本帝国憲法下の日本において、会議体である官衙等に所属職員の長として置かれ、機関の庶務を掌った官吏の官職名。書記翰長翰長とも通称された。

主に次のものがある。

  • 内閣書記官長 - 内閣に置かれる官吏で、機密文書の管掌、内閣の庶務の統理などを行った。現在の内閣官房長官の前身。内閣書記官長を参照のこと。
  • 枢密院書記官長 - 枢密院の常務を管理する官吏。院の公文に副署し、会議に付すべき事項を審査して報告書を調製し、会議に列席して弁明の任に当たった。
  • 貴族院書記官長 - 貴族院に置かれる官吏で、貴族院事務局の長。現在の参議院事務総長の前身。
  • 衆議院書記官長 - 衆議院に置かれる官吏で、衆議院事務局の長。現在の衆議院事務総長の前身。

いずれも勅任官であるが、特に内閣・帝国議会両院の書記官長は、判任以下の所属職員の任免を専行し、内閣・議院の事務を統理する職権を有した。とくに内閣書記官長は「内閣の大番頭」と呼ばれ、枢要の職とみなされていた。

貴衆両院の書記官長は、議院の役員である国会両院の事務総長と異なり、官吏であり、議院の選挙によることなく、閣議決定を経た上奏に基づき天皇から任官大権により任ぜられていた。

これらのほか、朝鮮総督府中枢院にも勅任の書記官長が置かれていた。




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