書割とは? わかりやすく解説

かき‐わり【書(き)割(り)】

読み方:かきわり

芝居大道具の一。木製に紙や布を張り建物風景などを描いて背景とするもの。いくつか割れるところからいう。


書割

読み方:かきわり

  1. 芝居科白書き分けたものをいふ。役者はそれによつて稽古をするのである。〔役者語〕
  2. 芝居科白書き分けたものをいふ、役者はそれに依つて稽古をするのである

分類 役者


書割

読み方:かきわり

  1. 舞台の背景の絵、特に遠景示せるものを遠見(とほみ)の書割といふ。〔歌舞伎
  2. 背景。〔劇場用語〕
  3. 襖、山襖、浪襖、野面等がある。背景其他で、パノラマ式に、衝立様のものに絵具書いた大道具を云ふ。
  4. 〔演〕舞台の背景画。遠景を示すものを遠見の書割という。

分類 劇場用語、歌舞伎演劇

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書割

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/12 03:05 UTC 版)

書割書き割り(かきわり)は、歌舞伎の用語に由来する舞台芸術の用語で、背景などを平面的に描いて設置される大道具のことを指し[1][2][3]、典型的には、「張物(はりもの)」と称される木枠に張った紙や布に建物や風景などを描くもので、パネル様に複数に分けて(割って)使えることから、このように呼ばれるようになったものと考えられている[1][4]。また、建物の壁や柱を一定の様式で、定規で線を引くように描がれることからこう呼ぶとされることもある[2]。なお、舞台のみならず映画にも用いられることがあり[3]、さらに広く様々な映像表現について、この言葉を用いることがある。


  1. ^ a b c 日本大百科全書(ニッポニカ)『書割』 - コトバンク - 執筆:松井俊諭
  2. ^ a b 精選版 日本国語大辞典『書割』 - コトバンク
  3. ^ a b c ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『書割』 - コトバンク
  4. ^ デジタル大辞泉『書割』 - コトバンク
  5. ^ 道具幕”. 舞台・演劇用語 / moon-light Inc.. 2020年11月29日閲覧。
  6. ^ 世界大百科事典『マット・ペインティング』 - コトバンク
  7. ^ 【ま】”. 週刊シネママガジン. 2020年11月29日閲覧。
  8. ^ a b 世界大百科事典 第2版『遠見』 - コトバンク
  9. ^ 書き割り(かきわり)ってなんですか?”. 業界用語大全 / Partner Sketch Co.,Ltd.. 2020年11月29日閲覧。
  10. ^ Le Studio 『天空の時間』 + 「ジョルジュ・メリエス三作品」『メランコリア』”. Hermès. 2020年11月29日閲覧。
  11. ^ 河合承平. “映画批評”. KAwai Film / 河合承平. 2020年11月29日閲覧。
  12. ^ USJの魅力3~これは驚き!カメラを通してわかる「書き割り」のすごさ!”. USJそぞろ歩き!. 2020年11月29日閲覧。
  13. ^ 繁桝博昭、佐藤隆夫「書き割り効果のメカニ ズム」『日本バーチャルリアリティ学会論文誌』第10巻第2号、2005年、 249頁。 NAID 110008728893
  14. ^ フミテシ (2020年8月12日). “戦車模型の「書き割り」って何だ?「アーマーモデリング」最新号がお届けする建築術。”. 2020年11月29日閲覧。


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