更紗とは? わかりやすく解説

サラサ【(ポルトガル)saraça】【更紗】

読み方:さらさ

主に木綿地に、人物花・鳥などの模様多色染め出したもの。室町時代末にインドジャワなどから舶載され、日本でも生産した直接染料模様描いた描(か)き更紗や、型を用いて捺染(なっせん)したものなどがある。16世紀末のインド極上多彩木綿布をsarasoまたsarassesと呼んだところからの名という。印花布花布

花の色で、紅白まじってサラサ染め似たもの

サラサ形」の略。

サラサ紙」の略。


更紗

読み方:サラサsarasa

室町時代以降南蛮船によりもたらされたインド・ジャワ・ペルシア・シャム産の花文などの木綿布。


更紗

読み方:さらさ

発祥地インドといわれていますが、ペルシャタイジャワにも独特のものが生まれてます。その模様唐草、ベーズリ、珍しい動物などを強烈だ渋みのある色彩染めた異国情緒豊かなもの。

更紗

読み方:サラサsarasa

作者 谷崎潤一郎

ジャンル 随筆


更紗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/12 01:59 UTC 版)

更紗(サラサ)は、インドが起源の、木綿地に多色で文様を染めた製品[1]、及び、その影響を受けてアジアヨーロッパなどで製作された類似の文様染め製品を指す染織工芸用語。英語のchintzに相当する。大航海時代にインドから各地へ広がった[1]日本ではインド以外の地域で製作されたものを、産地によりジャワ更紗、ペルシャ更紗、日本産は和更紗[1]などと称している。




「更紗」の続きの解説一覧

更紗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/01 21:03 UTC 版)

日本の染織工芸」の記事における「更紗」の解説

後には日本製の「和更紗」も作られるようになったが、更紗とは元来インド主産地とする、外来の裂で、木綿防染などの技法多色文様表した染物である。渡来時期は他の名物裂よりやや遅れ、日本への渡来記録から跡付けられるのは17世紀以降になる。前述技法とともにエキゾチックな図柄特色があり、茶道具仕覆使用されたり、祇園祭山鉾の懸装品に用いられるなどした。更紗の語源については、「最上の布」を意味する「サラッソ」というインド由来単語であるとする説のほか諸説ある。「さらさ」には佐羅紗、皿紗などのも文字当てられ、「文様表した布」という意味の「布」という字を当てることもあり、「しゃむろ染」とも称した。「しゃむろ」とは今日タイ王国のことで、近世初期日本交流のあった暹羅しゃむろ)国からもたらされたことからその名がある。ただし、タイ方面からもたらされた更紗はタイ製品ではなくインドタイへ輸出向け生産されたものであることが、研究の結果わかっている。近世には日本で更紗を模して織られ和更紗もあり、鍋島更紗が著名である。 白綸子花車文様小袖 18世紀 東京国立博物館蔵 玉子色麻地見立鳥文様帷子 18世紀 東京国立博物館綸子地角亀甲文字模様打掛 18世紀 東京国立博物館

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更紗(さらさ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 05:00 UTC 版)

バステティシャン」の記事における「更紗(さらさ)」の解説

心愛達の先輩でカリスマバステティシャン。

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