曠野

デジタル大辞泉

こう‐や〔クワウ‐〕【広野／^×曠野】

読み方：こうや

広々とした野。ひろの。

あら‐の【荒野／^×曠野】

読み方：あらの

荒れ果てている野。人けもなくて寂しい野原。あれの。

[補説] 書名別項。→阿羅野

あらの【阿羅野／曠野】

読み方：あらの

江戸中期の俳諧集。山本荷兮(やまもとかけい)編。3冊。元禄2年（1689）刊。芭蕉をはじめとする発句735句と、歌仙10巻を収める。芭蕉晩年の特徴である「軽み」の兆しがみられる。俳諧七部集の一。曠野集。

難読語辞典

曠野

読み方：アラノ（ａｒａｎｏ）

雑草が生い茂って荒れた野

短編小説作品名辞典

曠野

作者堀辰雄

収載図書昭和文学全集 6
出版社小学館
刊行年月1988.6

収載図書昭和の短編 8版
出版社笠間書院
刊行年月1997.4

曠野

作者アントン・チェーホフ

収載図書チェーホフ全集 5
出版社筑摩書房
刊行年月1993.12
シリーズ名ちくま文庫

収載図書チェーホフ小説選
出版社水声社
刊行年月2004.9

曠野

作者立原正秋

収載図書美しい城 春のいそぎ 新訂版
出版社角川書店
刊行年月1997.8
シリーズ名立原正秋全集

曠野

作者柏木薫

収載図書独りなりけり
出版社ビレッジプレス
刊行年月2004.7

曠野

作者稲見一良

収載図書花見川のハック
出版社角川書店
刊行年月1994.7

収載図書孤愁
出版社角川書店
刊行年月1994.12

収載図書遺作集 花見川のハック
出版社角川書店
刊行年月2002.3
シリーズ名角川文庫

近代文学作品名辞典

曠野

読み方：アラノ（ａｒａｎｏ）

作者 白石実三

初出 大正9年

ジャンル 小説集

曠野

読み方：アラノ（ａｒａｎｏ）

作者 斎藤瀏

初出 大正10年

ジャンル 歌集

曠野

読み方：アラノ（ａｒａｎｏ）

作者 立原正秋

初出 昭和42年

ジャンル 小説

曠野

読み方：アラノ（ａｒａｎｏ）

作者 堀辰雄

初出 昭和16年

ジャンル 小説

曠野

読み方：コウヤ（ｋｏｕｙａ）

作者 庄野潤三

初出 昭和39年

ジャンル 小説

曠野

読み方：コウヤ（ｋｏｕｙａ）

作者 原民喜

初出 昭和14年

ジャンル 小説

ウィキペディア

荒野

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/05/04 05:57 UTC 版)

荒野・曠野（あらの、こうや）は、荒れた野。荒地。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

曠野

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 04:53 UTC 版)

名詞

曠 野（こうや 「広野」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる）

1. 広野（こうや）と同義^[1]。使用例として、20世紀前半の日本における満蒙開拓団に関する文献やその題名がある（「曠野」「開拓」でYAHOO検索）。

• 脚注

1. ↑ 例えば、川村湊『解説・曠野の一本の樹』-三浦哲郎『曠野の妻』、講談社文庫、1997年、ISBN 4062636441 収録- では、曠野 は、荒野そのものではなく、広野と同じであるという趣旨の解説が行われ、「曠野 の中の一本の道を歩き切」ろうとする小説の主人公の姿にも触れられている。

関連語

• 荒野 - 荒れた野原のこと。